岸尾だいすけ・下野紘ら出演の朗読劇「鴨の音 第二夜」、秋の夜の下鴨神社に笑いと涙

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野沢雅子岸尾だいすけ下野紘前野智昭島崎信長が出演した 、オリジナルの朗読劇「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」が、10月16日と17日の2日間、京都・下鴨神社で開催された。コミックナタリーでは16日の公演をレポートする。

左から島崎信長、前野智昭、下野紘、岸尾だいすけ。

左から島崎信長、前野智昭、下野紘、岸尾だいすけ。

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「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より。

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「読還-よみがえり-」は世界文化遺産の下鴨神社で行われる「朗読劇 鴨の音」シリーズの第2弾。昨年10月に上演された「鴨の音 第一夜『糺の風』」には岸尾のほか、中井和哉沢城みゆき皆口裕子が出演し、今回の第2弾と同様、野沢が声のみで参加した。

「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より。

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下鴨神社の楼門をくぐったその先にある舞殿で展開されたこの朗読劇。日が落ち鈴虫が鳴く19時過ぎ、せせらぎと琴の音をBGMに、野沢によるナレーションから公演は幕を開けた。和装に身を包んだ岸尾、下野、前野、島崎が登壇すると、リズミカルな音楽とともに舞殿はカラフルなライトに照らされる。岸尾は長男、下野は次男、前野は三男、島崎は四男を演じ、朗読劇を通してそれぞれが劇中劇でさまざまな役柄に扮していく。三男演じるラジオDJが「皆さんどうか、お体冷えないようにね」と境内の観客に呼びかけ、朗読劇の世界へと誘い込んだ。

「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より。

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ラジオDJと、長男による交通情報センターのアナウンサーが軽快なやり取りを繰り広げたのち、この脚本を執筆したという四男が会話に加わっていく。脚本が気に入った様子の長男と三男は細かい設定に興味を示し四男と話を膨らませていくものの、そんな様子に次男はたびたび声を張り上げながらツッコミを入れていった。

「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より、岸尾だいすけ。

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「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より、下野紘。

「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より、下野紘。[拡大]

4人が身振り手振りを交えたやりとりを繰り広げたあと、長男と次男と三男は賢者と勇者と戦士に扮し、今度は冒険ファンタジーを思わせる世界観の中へ。ころころと表情を変えながら3人がコミカルな掛け合いを繰り返すたびに、客席からは笑い声が溢れた。そしてこの脚本にも次男は納得がいかないようで、「神社だよ? 世界遺産だよ? 果てしなく荘厳な空気感なんだよ? しかも『声のお守り』っていう、ありがたいお守りがいただけるとこなんだよ? なのになんだよこの声の無駄遣い!」と突っ込む。それでも「ふざけてないですよ!」と主張する四男が書いた次の物語は、3人の幼児が「大きくなったら何になりたい?」と問いかけ合うエピソード。陽気なBGMの中、「グランドピアノ」「ハンバーガー」という単語が飛び交った結果、次男はまたも「ふざけてる!!」と声を荒げ、客席には笑い声が響いた。4人が変わらず軽快なやりとりを交わしていくと、四男は「じゃあ最後にもう1本だけ」と提案。そこから少し様子が変わった様子の四男が「声が、聞こえます」と発したひと言から、次第に場内は緊張感に包まれていく。

「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より、前野智昭。

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「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より、島崎信長。

「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」より、島崎信長。[拡大]

その後、四男が3人に別れを告げると、残った長男、次男、三男は、長男が作ったという野沢演じるAIのマコと会話を交わす。「誰かに励ましてもらいたい」という3人はマコに“いつものアレ”をお願いすると、マコはそれに応じて母のような叱咤激励を送り、その言葉を受けた3人は「何度聞いても鳥肌が立つ!」などと、それまで座っていた椅子から立ち上がり歓喜の声を上げてみせた。そんな賑やかなやり取りを繰り広げた先で、マコは「皆さん、ここまでです。さあ、目を覚ましましょう」と告げ、会場は静寂に包まれる。そして四男が1人静かに言葉を紡いでいくと、それまでの楽しげな雰囲気からは一変。長男、次男、三男が過去を振り返り、これまでのストーリーの伏線を回収していくように、物語の核心へと迫っていく。長男、次男、三男、四男の出会いや日常、そして四男がこれまでの脚本を書いた理由や、AIのマコの存在が意味するものが明らかになっていくと、4人の演技にもより熱が入り、客席には涙を拭う観客の姿も見受けられた。また「第一夜『糺の風』」とのつながりを感じさせるシーンも登場し、物語はさらなるクライマックスへと進んだ。

左から島崎信長、前野智昭、下野紘、岸尾だいすけ。

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朗読劇を終え、岸尾、下野、前野、島崎が観客に感謝の意を込めてお辞儀をし降壇すると、会場にはエンディング曲として藤井フミヤの「Little sky」が流れ、場内のモニターには下鴨神社の風景や、今回の朗読劇に声で参加した野沢のほか、中井和哉、沢城みゆき、皆口裕子、陰山真寿美、関根有咲の姿が映し出される。最後には野沢から観客へビデオメッセージが寄せられ、公演は幕を閉じた。

なお「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」の配信チケットは、10月16日公演は19日、17日公演は20日までそれぞれ販売中。同期間、公演の模様を視聴することができる。

※島崎信長の崎はたつさきが正式表記。

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「世界文化遺産 下鴨神社 朗読劇 鴨の音 第二夜 『読還-よみがえり-』」有料配信

視聴チケット料金:4000円

2021年10月16日(土)19時公演

視聴券受付期間:2021年10月9日(土)~10月19日(火)
配信期間:2021年10月16日(土)~10月19日(火)

2021年10月17日(日)18時公演

視聴券受付期間:2021年10月9日(土)~10月20日(水)
配信期間:2021年10月17日(日)~10月20日(水)

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