「劇場版オトッペ」試写で井口裕香が号泣「マスクの替えを持っていてよかった」

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劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」の公開記念舞台挨拶が、本日10月16日に東京・イオンシネマシアタス調布で開催。監督を務めた飯塚貴士、ウィンディ役の井口裕香、リル役の稲垣来泉、ウタウーネ16世役の藤原紀香が登壇した。

左から飯塚貴士監督、稲垣来泉、井口裕香、藤原紀香。

左から飯塚貴士監督、稲垣来泉、井口裕香、藤原紀香。

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「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」本ビジュアル

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NHK Eテレの子供番組「オトッペ」は、身の回りの音に耳を傾ける“聴察”をテーマに、世界一のDJを目指すシーナと、音から生まれた生き物“オトッペ”たちの毎日を描くCGアニメーション。「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」は風のオトッペ・ウィンディと赤ちゃんオトッペ・リルとの出会いから物語が展開されていくミュージカル映画だ。井口は映画化決定を聞いた当時の思いについて「すごくうれしかったです。でも、もともと5分尺の子供番組なので、映画って5分じゃ映画にならないよなぁ……?と、どうなるんだろうというワクワクとドキドキが同時に来て。そのあとミュージカル映画ですということを聞いてさらに、どんな映画になるんだろうとワクワクしたのを覚えています」と振り返った。

稲垣は「私も小さいときに『オトッペ』を観ていて、すぐにウィンディや歌が大好きになって歌を歌ったりしていました。オトッペタウンに行ってみたいなと思っていたので、今回この作品でリルとしてオトッペタウンに行けて、とってもうれしくて楽しくて仕方なかったです」と喜ぶ。藤原は「お話をいただいたときにまず甥っ子と姪っ子に伝えると、映画化を飛び上がって喜んでいて。私自身も初の映画化作品に参加させていただけることが本当にうれしく、収録現場でもワクワクノリノリで楽しく歌わせていただきました」と話した。

飯塚監督はアフレコ収録について「まず井口さんは、もともとTVシリーズのときから素敵にキャラクターを演じていただいていましたが、劇場版ではTVシリーズではなかった喜怒哀楽の表情や歌唱シーンがあり、ウィンディのぐうたらさを生かしつつもカラフルに豊かに演じていただけて、さまざまなウィンディが観られて、いちオトッペファンとしてうれしかったです」とコメント。また稲垣演じるリルは「バブ」というセリフのみでさまざまな感情を表現する難しい役どころだが、飯塚監督は「稲垣さんはそこにどんな思いがあるのかがちゃんとお客さんに伝わるように演技されていて、こんなに『バブ』を演じ分けられる方はほかにいないんじゃないかとスタッフ一同驚いていました」と絶賛する。対する稲垣は照れつつも「ちょっと前の小さい頃を思い出して、言葉にはならないけどいろんな感情を持っているリルの表情を感じて、思いを込めました」と演技について語っていた。

次に藤原のアフレコ収録について、飯塚監督は「演技はもちろんですが、圧巻だったのが歌唱シーンです。とても情緒豊かに思いを込めて歌っていただきました。収録の際、藤原さんの歌唱を初めて聞いたときはスタッフがいるブースが『おお!』とざわざわしたのを覚えています」と回想。西島秀俊演じるウエスティについては「TVシリーズではセリフが多いキャラクターではありませんが、今回劇場版ではウィンディの年上のいとこ役として、悩んでいるウィンディを導くメンターという大きな役割を担っていただき、西島さんの大らかで優しい声で表現していただきました」と述べた。

続いてタイトルの「パパ・ドント・クライ」にかけて、最近感動したことや泣けたことについて話す流れに。井口は「この作品を試写で観たときに、自分でもびっくりするほど号泣しました。マスクの替えを持っていてよかったです(笑)」と告白する。稲垣は学校の家庭科の授業でのエピソードを披露。「ミシンの使い方に困っている子に使い方を教えてあげたら、その子がまた別の子に同じように教えてあげていました。教えるということはそれが身になっていいなと思ってくれたからだと思うので、うれしくて感動しました」と振り返った。

イベント終盤にはウィンディの着ぐるみが駆けつけ、フォトセッションに参加する一幕も。そして最後には観客に向けて、登壇者がそれぞれ挨拶した。飯塚監督は「この作品は、お子様だけでなく大人の方にも楽しんでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くして作りました。お子さんの可能性を一番に考えて、周りの皆にとっても何が最善なのかということを考え続ける集まりみたいなものが家族なのではないかと思っています。いろんな形の家族がありますが、現代を生きるお子さんと親御さんへのエールになるといいなと思っております」と作品に込めた思いを話す。

左から飯塚貴士監督、稲垣来泉、井口裕香、藤原紀香。

左から飯塚貴士監督、稲垣来泉、井口裕香、藤原紀香。[拡大]

藤原は「この作品は、色彩感覚や楽曲の素晴らしさ、描かれている親子の人間ドラマ、すべてに愛情が詰まっていて宝物のような特別な作品だと思います。大人から子供まで楽しめる作品ですので、ぜひ皆さま、お仲間やご家族で観にいらしてください」とメッセージを送る。稲垣は「テレビで観ていた『オトッペ』が映画館の大きな画面で観られるのもうれしかったですし、この作品をきっかけに映画を好きになってくれる人がいたらうれしいです。そして、またリルがオトッペタウンに遊びに行けたらうれしいです」と笑顔でコメント。井口は「ありがたいことに長く続いてきた『オトッペ』が劇場版になったのも、本当に応援してくださっている皆さんのおかげです。実はウィンディとして人前に立つのは今日が初めてなので、こうやってお話ができてとても幸せです」「『オトッペ』は何気ない日常の中の音楽や音を題材にしているので、これからも皆さんの日常が『オトッペ』とともに続いていってくれるといいなと思います」と挨拶し、イベントを締めくくった。「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」は10月15日より公開中。

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(c)2021「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」製作委員会 (c)NHK/オトッペ町役場

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