藤津亮太が主題・作家・手法からアニメ論じる新著、庵野秀明らについての論考も

1

130

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 34 79
  • 17 シェア

アニメ評論家・藤津亮太の新著「アニメの輪郭-主題・作家・手法をめぐって-」が、本日10月12日に青土社より発売された。

「アニメの輪郭-主題・作家・手法をめぐって-」書影

「アニメの輪郭-主題・作家・手法をめぐって-」書影

大きなサイズで見る(全2件)

藤津がユリイカ(青土社)で発表した原稿を中心に編まれている同書。3つの視点からアニメという表現の特性を論じた全3部からなり、第1部の「視点I そこに何が描かれていたか 時代・主題をめぐって」には、ハイファンタジーがアニメに向かない理由を考察する「アニメに適さない題材、ファンタジー」に始まり、名作劇場の果たした役割を考える「テレビアニメが教えてくれた世界の名作」、アニメの中の家族像にフォーカスした「日本のアニメは家族をどう描いてきたか」が収められている。

第2部の「視点II それは誰が描いたものなのか 監督・演出をめぐって」には、アニメ監督や演出についての論考が集められた。「アニメーション監督は誰でもできるのか」「『社会派』としての幾原邦彦」「庵野秀明の第二章、そしてシン・章へ」などが収録されている。

第3部のタイトルは「視点III それはどのように描かれたものなのか アニメ・漫画・実写の界面をめぐって」。マンガや実写作品とアニメの接点をテーマにした「三次元化するキャラクター」「漫画がアニメになるとき」などの原稿が掲載された。全3部の中では「ルパン三世」「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」「ど根性ガエル」「風の谷のナウシカ」「マクロスプラス」「新世紀エヴァンゲリオン」「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「少女革命ウテナ」「おジャ魔女どれみ」「千年女優」「スター☆トゥインクルプリキュア」など数十作が取り上げられている。

この記事の画像(全2件)

読者の反応

  • 1

コミックナタリー @comic_natalie

藤津亮太が主題・作家・手法からアニメ論じる新著、庵野秀明らについての論考も
https://t.co/SOlFuRT2cn https://t.co/MfGAtsjjol

コメントを読む(1件)

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。