日本のアニメスタジオと「スター・ウォーズ」のプロジェクト「スター・ウォーズ:ビジョンズ」より、TRIGGERが手がける短編アニメ「THE TWINS」「The Elder」の場面カットなどが公開された。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、TRIGGER、プロダクションI.Gが参加し、全9作品のオリジナル短編アニメを制作するプロジェクト。「THE TWINS」では
「THE TWINS」はかつての銀河皇帝が扱ったダークサイドの力により生みだされた双子の暗黒卿・Am(アム)とKarre(カレ)を軸にしたバトルアクション。帝国旗艦“ツインスター・デストロイヤー”を舞台に、新たな銀河帝国の再建を企む2人の戦いが繰り広げられる。場面カットにはAmが赤い光を、Karreが青い光を放ち、力をぶつけあうさまなどが描かれた。Karre役は
「The Elder」では経験豊富なジェダイマスターのタジンと若いパダワンのダンが、辺境の宙域で怪しい気配を感じ、惑星ハボに降り立つことから物語が動き出す。数日前に1人の老人がスターシップでこの惑星に飛来したことを知り、調査を開始する2人。老人が乗ってきたスターシップを目にしたとき、タジンは不吉な予感に襲われて……。場面カットには赤いライトセーバーを握り、青い光を操る老人の姿などが描かれた。
「スター・ウォーズ」の大ファンだという大塚監督は、同作について「シンプルなプロット。最先端の映像。優れたデザイン。魅力的なキャラクター。神がかったBGM、印象的なサウンドエフェクト、タトゥイーンの夕陽。魅力を数え上げたらきりがありませんが、ついつい口真似のSE付きでライトセーバーを起動したくなるような、心の中にある『やりたいこと。見たいもの』を具現化してくれるからこそ『スター・ウォーズ』に魅力を感じるのだと思います」とその魅力を説明する。
そして「The Elder」については「アクション要素は必ず入れたいと思ったのですが、アニメーションの特性を考えると戦闘機や戦艦の戦いよりもライトセーバー戦の方が向いているだろうと考えました。好みだけで言うともっと活劇要素を盛り込みたかったのですが、十数分の短編でそれをやってしまうと登場人物を描くための時間が足りなくなるので主人公たちの性格や関係性を描写しつつアクションも入るプロットを意識しました。マスターとパダワンの関係性はこれまでの作品とも違和感がないように気をつけたつもりです。ライトセーバー戦の殺陣、特に斬り合いが始まる前の対峙する瞬間の緊張感などに日本の時代劇の雰囲気を意識しました」とコメント。「時間軸を『ファントム・メナス』より前に設定したのは、この作品から『スター・ウォーズ』に入ってきてくれるファンを意識したからです。予備知識がなくても理解できる内容になっています。そこからジェダイ騎士やシスに興味が湧いたら是非映画も観てほしいです」と思いを明かした。
また「The Elder」が最後の監督作品になるかもしれないと明言している大塚監督。その意図について「10年前の会社設立時から現場の仕事は減らしていくしかないと覚悟していましたが、実際にはあまり減らせていませんでした。その後、若いスタッフも育ってきて本当に経営や育成にシフトすべきかと考えていたところにこのお話しを頂き、区切りとするならこれ以上ない作品だと考えたからです」と語った。「スター・ウォーズ:ビジョンズ」はディズニーの公式動画配信サービス・ディズニープラスにて、9月22日より日米同時配信される。
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「スター・ウォーズ:ビジョンズ」TRIGGERが手がける2作品の場面カット公開(コメントあり)
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