舞台挨拶にはキャストの
岡田演じる伝説の殺し屋・ファブルを、唯一爆笑させることができるお笑い芸人・ジャッカル富岡役を演じた宮川は、撮影を1人で行ったそう。現場では誰もギャグを笑ってくれなかったらしく、宮川は「シーンってしてるんですよ。声が入っちゃうのかもしれないけど、あとから消したらいいじゃないですか。監督が来て『面白かったですよ』と言ってくれたけど、ウソつけ!」と不満を漏らす。しかも自分の撮影が一番最後だったことを明かし、「これを岡田くんが見るのかなと思ったら、(撮影が)終わってるっていうから、モチベーションもよくわからんし……地獄でした」とコメント。一方、ジャッカル富岡の映像がない中で撮影に臨んだ岡田は「まったく何もなく、『用意スタート!』『わっはっは』って爆笑してるんです」と振り返り、「大輔さんがやってくれてよかったです」と宮川をねぎらった。
トークの後には、原作者・南から届いたお祝いのメッセージが披露される。司会が「このたびは江口カン監督をはじめ、演者の皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。無事に公開となり、僕自身も楽しみにしております。この原作はもともと実写化を想定して考えたところもあり、ひとつの目標に達することができたことに深く感謝しております。よくある“殺し屋”というテーマに挑戦しましたが、この物語はおそらく、今までに無かった“殺し屋エンタテインメント”になっていると思います。それではぜひラストまで、笑って、ハラハラと、楽しんでいただけたらと思います。“岡田准一ファブル”をとくとご覧あれ!」とメッセージを代読すると、岡田は「『原作とは違う世界を……』みたいなことが書かれてると、気に入ってないあるあるなんですけど、それがなくてよかった(笑)。原作の先生が喜んでくださっていてすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。
後半には制作スタッフからの贈り物として、ステージに特大ショートケーキが登場。劇中に、ジャッカル富岡が「ショートケーキにいちごを乗っせーるー♪」とギャグを披露するくだりがあることから、ここで宮川がそのギャグを生披露することに。宮川は「何で俺もやねーん!」という決めゼリフまでを、キレキレの動きで披露。会場から温かい拍手が送られるが、岡田があまり笑っておらず、宮川が「いや、岡田くん笑ってよ! 敵わんわ!」と詰め寄る一幕も。
最後には岡田が「この映画は、笑ってスカッとできる、だれもがスッキリできる映画です。何度でも観に来てください!」と挨拶し、イベントを締めくくった。映画「ザ・ファブル」は全国で公開中。
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