桜庭一樹と
これは直木賞作家らが恋をテーマにストーリーを執筆し、マンガ家や画家がイラストを手がける絵本シリーズ「恋の絵本」のひとつ。桜庭は「絵本なら、厚さ5ミリの紙の束に、『世界のすべて』を魔法のように閉じこめることができる。そう信じ、わたしなりの大河ロマンを323個の文字に圧縮しました」と、辻村は「子どもの頃、『好きな人、誰?』という話題が苦手でした」「言わなくても、『好き』って思っちゃダメなの?というその時の気持ちが、この絵本を書くきっかけになりました」とコメントを寄せている。なお「恋の絵本」シリーズからは、島本理生と平岡瞳の「まっくろいたちのレストラン」、白石一文と北澤平祐の「こはるとちはる」、村田沙耶香と米増由香の「(タイトル未定)」も2020年に刊行予定だ。
桜庭一樹コメント
絵本なら、厚さ5ミリの紙の束に、「世界のすべて」を魔法のように閉じこめることができる。
そう信じ、わたしなりの大河ロマンを323個の文字に圧縮しました。
そして
いま、気分爽快です。
辻村深月コメント
子どもの頃、「好きな人、誰?」という話題が苦手でした。
気になる子はいるけど、「好き」って言った瞬間に、その子をいいと思う気持ちが自分の中から逃げていってしまうようで。だけど、「好きな人」の話題で盛り上がる周りの子たちが楽しそうで、そこに混ざりたい気持ちもすごくあって。
言わなくても、「好き」って思っちゃダメなの?というその時の気持ちが、この絵本を書くきっかけになりました。今まさにそのただなかにいる子にも、この思いに覚えがある大人にも。みんなに読んでもらえたら、とてもうれしいです。
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- 恋の絵本『すきなひと』『すきっていわなきゃだめ?』特集サイト|岩崎書店
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