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生と性に迫る壮大な叙事詩、手塚治虫「アポロの歌」オリジナル構成で初単行本化

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手塚治虫「アポロの歌 オリジナル版」が、立東舎より4月19日に刊行される。

「アポロの歌」は、1970年に週刊少年キング(少年画報社)にて発表された作品。本作の主人公・近石昭吾は、複雑な家庭環境で育ったために「愛」という感情に対して疑念を持ち、人間の男女や動物のオス・メスによる愛の交歓に異常な反応を示すようになる。ある日、それを見兼ねた医師に電撃療法を施された昭吾は、時空を超えてさまざまな「愛」を学ぶことになるが……。愛が成就しかけた途端、現実に引き戻される、そのループによりさまざまな愛の形を体験する昭吾の戸惑いと葛藤が描かれる。

単行本化にあたって、多くの改編が行われた本作。「アポロの歌 オリジナル版」は、現存する原画を使用しカラーページもそのまま再現し、改編によって失われた箇所は掲載誌面と合成することで、オリジナル原画のコマ割りと構成を復元した。さらに巻末には、予告カットや単行本表紙などの関連資料と解題も収められる。

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