月刊ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス)で連載中のマンガを原作とする「ハッピーシュガーライフ」は女子高生の松坂さとうと、彼女と同居する少女・神戸しおの関係を描く純愛サイコホラー。イベントには松坂さとう役の
最初のコーナー「ハッピーシュガーメモリー」では、提示されたテーマに沿ってトークを展開する。「ハピシュガの魅力は?」という問いに花澤が「愛とは何かを考えさせられるところ」「愛の表現が過激なキャラクターばかりだった」と答えると、ほかのキャスト陣はしおに対するさとうと同じようにアフレコ現場で花澤が久野を溺愛していたことを明かす。そこで洲崎から「花江さんもすごかった」とツッコまれた花江は、太陽がしおの捜索願いのチラシを吸うシーンの収録について「台本を顔にあてながらハアハアし、酸欠になりそうだった」と振り返った。また「キャラクターへ一言」というテーマでは、久野がキャラクターではなく「花澤さん大好き」と演者へと語りかけ、さらに花澤に対する愛を熱弁。まんざらでもない様子の花澤は「今日は私たちの結婚式ということでよろしいですか?」とコメントし会場のファンを笑わせる。
続くクイズコーナーでは、さとうのことが好きなキャラクターを演じる久野、洲崎による“さとちゃんラブチーム”と、しおのことを好きなキャラクターを演じる花澤、花守、花江による“しおちゃんラブチーム”に分かれて推しシーンをジェスチャーで表現する。花澤が「さとうが北埋川を踏みつけているシーン」を動きで表現すると久野がすぐに正解し、2人は絆の深さを証明。花江は太陽がさとうからしおの靴下をもらうシーンを熱演して洲崎の正解を引き出し、しおちゃんラブチームを勝利へと導く。3人には作中でも頻繁に登場した金平糖が、久野の手から贈られた。
大喜利企画を挟んで、生アフレココーナーでは5人がそれぞれの名場面の映像に声をあてていく。8話の公園で泣くしょうこをあさひが心配するシーン、11話の太陽がさとうの叔母の部屋を訪ねるシーン、4話のさとうとしおの夕食シーンに続き、最後の名場面は11話における誓いの言葉。本来なら久野と花澤が演じる場面だが、2人の前に本編の“if”としてあさひ役の花守と太陽役の花江が声をあてることに。ノリノリの花江に対し花守は「なんで男同士なんだ……」「こんな世界線は間違っている」と顔をしかめながら演じる。続いて久野と花澤が本物の誓いの言葉を交わすと、花江は「急に恥ずかしくなってきた」と反省しきり。花澤は「(誓いの言葉を交わしていた頃は)さとうにとって一番幸せな時間だったので、改めて演じられてうれしかった」と語り、久野は「花澤さんと誓いの言葉ができるなんて……役得ですね?」と照れた表情を見せていた。
ReoNaによるライブコーナーはエンディングテーマ「SWEET HURT」でスタート。しっとりとしたバラードに聴き入った観客に対し感謝の言葉をかけた彼女は、アコースティックギターの音色と共に「どれだけ後悔を残していても過去に戻ることはできないように、どれだけ願っても、すがっても変えられないことはきっとあって。それでも届くかわからない心に、届くと信じて羽ばたき続けた、挑み続けた、歌い続けた小鳥にせめてやさしい歌を」と語り、挿入歌「カナリア」を切なげな声で歌い上げた。
エンディングの挨拶でも「ハピシュガ」らしい深い愛のコメントが展開される。洲崎はアフレコ前に自宅で映像を確認する際に「カナリア」を聴いて泣いたエピソードを打ち明け、もともと原作を読んでいたという花守はあさひを演じることなって愛について悩み、どう演技するべきか焦ったことを告白する。花江はイベント中にずっとポケットの中に入れていたという「しお」と書かれた紙を取り出し、本編の太陽と同様、顔に乗せながら観客に感謝の言葉を贈った。
久野は「アニメは一見悲しい終わりかもしれない。でも演じている私としてはものすごい多幸感を感じ、隣のマイクにいる花澤さんを抱きしめたくなった」と終盤の展開を振り返る。また花澤も「最後はさとうがしおちゃんを守る方向に踏み出す、希望で終わる物語になって安心した」と安堵の表情。そして「原作ではみんなの行方がどうなるのか。楽しみにしていてください」と期待のコメントで挨拶を締めた。
なお「ハッピーシュガーライフ」本編を収録したBlu-rayが発売中。12月19日には、第10話から第12話と、花澤、久野、花守による最終話のコメンタリーを収めた最終巻Vol.4が発売される。
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