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「ジョジョ」風邪から5部にたどり着いた中村悠一に小野賢章「黄金の風邪ですか?」

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左から小野賢章、中村悠一。

左から小野賢章、中村悠一。

荒木飛呂彦原作によるテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のジャパンプレミアが、7月5日に東京・イタリア文化会館にて開催された。

ジャパンプレミアはジョルノ、ブチャラティ、アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴのブチャラティチーム6人が登場するPVがスクリーンに映し出されスタート。その後、本イベントでキャスト解禁となったジョルノ役の小野賢章と、ブチャラティ役の中村悠一が壇上へと呼び込まれた。

若干緊張している様子の小野は「オーディションを受けさせていただいて、ジョルノ役に決まったときと同じくらい心臓がドキドキしています」と挨拶。舞台袖で待機していたときから会場の熱気を感じていたという中村は、「それだけ期待されているタイトルなんだなということがわかりましたね。4部まで積み重ねてきてついに5部ということで、皆様に発表できるのを心待ちにしていました」と続けた。

本作に出演することが決定した際の感想を問われた小野は、「僕は第4部のときから(ファンの間で『この役をやるんじゃないか』と)名前が出てきていたようなんですけど、『やれるとしたらジョルノかな』という思いがなんとなくありました。選んでいただいたからには、1部から続く思い、熱意を受け継いでしっかり表現していけたらいいなと思います」と回答。第1部がアニメ化された際のオーディションに風邪のため参加できなかったという中村は、「その後の部でもオーディションのお話をいただいたんですが、受けられないことが続いてしまって。僕は一番好きなのが第5部なんです。(受けられなかった)第4部のオーデイションのときにも、ここまで来たら第5部もアニメ化されるだろうから、(そのときのオーディションで)がんばらせていただければという話をマネージャーとしていました。今回参加できて非常にありがたく思っています。風邪をひいたときから、(第5部に出演する)運命だったと思いたいです」とコメントする。すると小野が本作のサブタイトルとかけて「それは黄金の風邪(風)だったんじゃないですか?」と発言し、会場を笑わせた。

そしてブチャラティチームに所属する残る4名のキャラクターを演じるキャストが、スクリーンで発表に。アバッキオ役を諏訪部順一、ミスタ役を鳥海浩輔、ナランチャ役を山下大輝、フーゴ役を榎木淳弥が演じることが明らかになり、それぞれがビデオメッセージで作品に参加することへの思いを語った。

その後、本作で「ジョジョ」シリーズの監督を初めて務めることになった木村泰大、高橋秀弥の2人を招き入れ、4人でトークを再開。高橋監督はアニメの制作について「1部から4部まで続いてきた、『ジョジョ』の世界観に入り込むっていうことを念頭に置くところから始めました。『ジョジョ』特有の演出方法や魅せ方を研究していって、新たな『ジョジョ』を見せられればと思っています」と宣言。また高橋監督は物語の舞台になっているイタリアにロケハンに赴いたことを明かし、「ナポリでは治安の悪さを肌で感じたんですが、それは第1話の中で見せられる部分があると思います。行くことによって現地の空気が味わえたのでよかったです」と振り返る。木村監督も「ヴェネツィアのサン・マルコ広場というところでは、朝の4時半とかに写真を撮って。ちょうど帰るときに厚い雲の間から太陽の光が出てきて、『これは(まるで)誰かが生き返ったか死んだかのシーンだな』と思いました(笑)」と回想。制作陣のロケハンについて中村は、「実際の場所が出てくるとなると、想像で補わなければならないところもあるけど、原作に寄せられる部分は寄せたいという部分は(制作陣には)あると思います。気持ちの入り方が違うっていうのは少なからず(受け手に)伝わるのでは」と述べた。

またすでに3話まで進んでいるというアフレコについて、小野は「(言葉の語尾が)『じゃない』じゃなくて『じゃあない』だったりするので、『ジョジョ』をやっているなと実感できるポイントですね」と説明。一方で中村はブチャラティについて、「クールに見えるけど、実は人間味がすごくあって熱い人物」と分析しながら、「それを表現としてどのあたりにちりばめていくか考えています」と語る。さらに中村は第4部から引き続いて登場する梶裕貴演じる広瀬康一の存在に触れ、「梶くんが康一として、4部までどういう雰囲気で作品を作ってきたかを見せてくれるのですごく助かりました。僕たちはそれを受け継いで、康一がいなくなった後もやっていけるのかなと思います」と感謝の気持ちを表現した。

このほかイベントでは、これまで「ジョジョ」のアニメで主人公を演じてきた、ジョナサン役の興津和幸、ジョセフ役の杉田智和、承太郎役の小野大輔、仗助役の小野友樹からのメッセージも公開。興津は3連続で主役を担当するキャストの名字が小野であることに触れ、「いつのまにか『小野一族』の物語になってることにも奇妙な因縁を感じずにはいられませんッ!」とコメントする。続く杉田も「2部でジョセフ・ジョースターを演じた小野智和です。3連続で小野が主役を飾ったということで、さまざまな事象に影響が出始めています。やがて共演している皆様も小野悠一といったオセロ変化を迎えるのかもしれません。そして、次にお前は解りづらいネタはやめろ。という!」とキャラクターのセリフを交えてエールを贈る。小野から「どうですか、小野悠一」と振られた中村は、「解りづらいネタはやめろ。ハッ!」とノッた上で、「ここまでやってれば、(杉田も)満足でしょう」とあしらった。

最後に荒木自身もビデオメッセージで登場。荒木は「(ジョルノたちは)社会的に居場所のないキャラクターたちなんですが、彼らの成長と(劇中での)悲しみを見ていただけると本当にうれしいです」と呼びかけるとともに、声優陣に対して「これからより多くの方に『ジョジョ』を愛していただけるようお力をお借りできますと、本当にうれしゅうございます」と激励した。会場ではその後、10月からの放送に先立ちアニメの第1話が早くも上映された。

テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」

放送情報

2018年10月より放送開始予定

スタッフ

原作:荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
総監督:津田尚克
監督:木村泰大、高橋秀弥
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:石本峻一
スタンドデザイン・アクション作画監督:片山貴仁
プロップデザイン:宝谷幸稔
美術設定:滝れーき、長澤順子、青木薫
色彩設計:佐藤裕子
美術監督:吉原俊一郎、加藤恵
撮影監督:山田和弘
編集:廣瀬清志
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:david production

キャスト

ジョルノ・ジョバァーナ:小野賢章
ブローノ・ブチャラティ:中村悠一
レオーネ・アバッキオ:諏訪部順一
グイード・ミスタ:鳥海浩輔
ナランチャ・ギルガ:山下大輝
パンナコッタ・フーゴ:榎木淳弥

(c)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

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