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「コードギアス」谷口監督が“大変”と認める主題歌&劇伴をピアニート公爵が演奏

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「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ピアノソロコンサート」の様子。

「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ピアノソロコンサート」の様子。

「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ピアノソロコンサート」が、去る4月26日に東京・ヤマハホールで開催された。

このコンサートは、テレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの楽曲をピアノアレンジした楽譜集とCDが3月から4月にかけて発売されたことを記念して行われたもの。同CDに収められた「コードギアス」の主題歌と劇伴が、ピアニストのピアニート公爵の手によって紡がれた。

CDと同じく、第1シリーズ1stオープニングテーマ「COLORS」でコンサートの幕があがると、すぐさま同アニメの監督であるゲストの谷口悟朗が登場。「ゆっくり聴きたい」という谷口の意向により、早速トークコーナーが始まった。一連の企画が打診された際の感想として「テレビアニメをやっていたころからなんらかの形でコンサートをしたかったので、こういった音を中心に聴いていただく企画はありがたい話だった」と述べた谷口は、「アニメーションの曲はどうしてもシャープやフラットを多用していてドラマティック。演奏も大変だろうなあ」と演奏家を労う。それを受け、ピアニート公爵は「今回は楽曲がとてもバラエティに富んでいたし、普段は劇伴を中心にアレンジしているので主題歌を含めて演奏できて楽しかった」とCD収録を振り返った。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの音楽を担当する中川幸太郎、黒石ひとみという2人の作曲家に話が及ぶと、ピアニート公爵は「演奏してみて、(方向性が違う中川と黒石が音楽を担当することで)作品の多面的な部分が曲にも表れていると感じた」とコメント。谷口は中川を「天才肌」と評しつつ、黒石が作曲した感動的なナンバー「Continued Story」について「あの曲は私がすごくいい加減なことを言ってオファーしたんです。『コンドルは飛んでいく』みたいな雰囲気とか言って」と明かし、ファンの笑いを誘った。

ラテンの香りが漂う戦闘曲「Nightmare」で演奏が再開。演奏中、ところどころでモニターにアニメ本編の画像が映され、ファンの心に名シーンを浮かばせる。その演出が際立ったのが「Masquerade」「モザイクカケラ」の2曲。第1シリーズ第14話「ギアス 対 ギアス」のクライマックスを再現するような構成と演出で、切ない空気を漂わせながら第1部は終了する。

休憩を挟み、第2シリーズ2ndオープニングテーマ「WORLD END」から始まった第2部では、一部楽曲のピアノアレンジを担当したタカノユウヤが登壇。タカノは「すごく難易度の高い曲が多く、編曲している僕自身は弾けないようなものになってしまった(笑)」と自身の編曲について語りつつ、楽譜集を買ったファンに「対旋律というか、大事なメロディ以外のものもたくさん隠れているので、それを意識しながら弾くといいと思う」「今回、特に歌ものは“繰り返し”を意識した。どこが同じような編曲をされているか探してから練習すると、効率がいいと思う」といったアドバイスを送った。その後は「Innocent Days」や「僕は、鳥になる。」といった人気劇伴が続き、コンサート本編のラストを締めたのは「Continued Story」。楽曲後半はアニメ本編最終盤に行われるゼロレクイエムの顛末をまとめたスライドと共に展開していき、ファンの胸をしめつける。

拍手に応え、再びステージに現れたピアニート公爵が弾き始めたのは劇場アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)」の主題歌「The Moon」。CD未収録楽曲の披露というサプライズにファンの驚きの声があがるなか演奏は続き、コンサートは鳴りやまぬ拍手の中、幕を下ろした。

なお6月上旬には楽譜集「ピアノソロ『コードギアス 反逆のルルーシュ 劇場3部作』ピアノ・セレクション」が発売。「The Moon」の楽譜もこちらに収録される。

「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ピアノソロコンサート」プログラム

1.COLORS
2.Nightmare
3.Stories
4.勇侠青春謳
5.Masquerade
6.モザイクカケラ
7.WORLD END
8.Previous Notice
9.Elegant Force
10.Innocent Days
11.0
12.僕は、鳥になる。
13.Continued Story
EN.The Moon

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