イベントにはニノ役の
本作を「誰に感情移入するかで捉え方が変わる映画だ」と分析する志尊は、「登場人物全員が強い信念を持って誰かを思い続けています。結果がどうであれ、その思いを持ち続けることが成長につながるんじゃないか。この映画が皆さんの『楽器始めてみようかな』『恋愛したい』みたいなきっかけになってくれるとうれしいです」とメッセージを贈る。小関は音楽が本作を盛り上げる重要な要素となっていることを挙げ、「甘いメロディがストーリーの中にちりばめられているので、音楽も映画と一緒に皆さんのもとに届いてくれたら」と呼びかけた。
イベントの後半では「ずっと伝えられなかった思いを歌にのせて届ける」という本作のテーマにちなみ、登壇者が1人を指名し、これまで伝えられなかった思いを打ち明けることに。杉野は三木監督を指名し、「撮影中、監督にずっと塩対応されていて。嫌われてるのかな?って思ったりしたんですけど、クランクアップのときに『ハルヨシがいてくれたからこの現場は楽しかった』と言ってくれて。あっ、この人ツンデレなんだな(笑)というのがわかりましたね」と暴露。これを受け、三木監督も「最後は、抱きしめ合ったりしたもんね」と振り返り、「気持ち悪いから止めてもらっていいっすか(笑)」と照れてみせる。また杉野が磯村から「オネエっぽかった」と指摘されると、共演者たちもこの意見に同調した。
また三木監督は中条を指名し「撮影中に僕の誕生日があったんですけど、ラブレターもらったんです」と語り始めると、中条は「違います(笑)」と即否定。三木監督が「手紙の最後に『長生きしてくださいね』と書いてあって。俺は早死に前提なのかと(笑)」と手紙の内容を明かすと、中条は「監督が『この映画の撮影のせいで日に日に痩せていく』と話してたので心配で」と弁解した。
続いて志尊が磯村に対し「ムードメーカーでいろいろしてくれてたんですが、10回に8回はスベってました(笑)。僕らはそのスベリ芸を笑うみたいな空気が現場にあって」と突っ込む。司会者から「じゃあちょっとスベってみてください」と振られた磯村は、中腰の状態で顔前で手を高速で振り「俺の顔が覆面……ノイズ」という芸を披露。周囲は失笑する中、志尊は「こうやって周りの空気に負けずいつもネタをやってくれて、現場を盛り上げてくれていたんです」と磯村をかばった。
そんな志尊は中条から「移動が多すぎてお尻にニキビができちゃったって言ってましたけど、治りましたか?」と暴露される。この発言に対し志尊は「無事に治りまして、今は正常なお尻でやらせてもらっています」と完治したことを報告。最後に中条は「みんなで力を合わせて作った愛情のたっぷりこもった作品です。ぜひいろんな人に観てほしいと思っています。皆さん、宣伝のほうよろしくお願いします」と観客に呼びかけ、イベントは幕を閉じた。
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