「ファイブ」ドラマ化会見、佐藤流司が初めての少女マンガに「悶えました」

ふるかわしおり原作によるドラマ「ファイブ」の記者会見が、本日3月23日に都内某所にて行われた。

「ファイブ」は、成績順でクラス分けされた高校を舞台に、トップの特Aクラスに所属する男子生徒「メンズ5」と、特Aに振り分けられた転校生の少女・麻生ひなを中心に描かれるハイテンションな学園ラブコメディ。会見には「メンズ5」を演じる5人として、佐藤流司、黒羽麻璃央、松岡広大、西井幸人、根岸拓哉がそれぞれの役柄の衣装に身を包み登壇した。

会場ではまずドラマのシーンを盛り込んだ映像を上映。そしてキャストが1人ひとり、それぞれのキャラ紹介を交えて挨拶していく。「メンズ5」のリーダー的存在で頭も顔もいい清水トシを演じる佐藤流司は、彼を「魅力の塊のようなキャラクター」と表現。また頭脳明晰で情報戦に長けている泰楽ジュン役の黒羽麻璃央は「常に周りを見ている少し大人の人」だと語り、運動神経バツグンの岩淵拓依役・松岡広大は「とても元気で周りをかき乱すキャラクター。純粋すぎるゆえに不器用というかわいらしい一面もある」と自身のキャラクターをアピールした。女の子のように見えるが実は男の子の有沢ナオ役・西井幸人は「高校生ながらいろんな会社の社長で、このマーダーベアの会社も経営してます」と手にしたぬいぐるみを見せてみせる。常に日本刀を携帯している矢内小次郎役の根岸拓哉は「見てのとおりサムライでありまして」と話しつつ、「寡黙で天然な一面もあるのですが、言葉数が少ないがゆえに言葉の重みを持っている人間」とコメントした。

本作がドラマ初主演作となる佐藤は、これまで少女マンガを読んだ経験があまりなかったと語り、「初めて悶えるという感覚を覚えまして……。しかもそれを自分が演じるという。もう動悸が起きちゃって（笑）。このドラマでもなるべく再現できるようにがんばっています」と期待を煽る。また「ドラマ初主演ということで緊張感でいっぱいだったんですが、いざ撮影が始まってみるとものすごく楽しい。とてもいい作品になるんじゃないかと今から感じています」と自信のほどをうかがわせた。

撮影が始まって約2週間が経つというキャスト陣。黒羽は「楽しい現場で、初日からすぐ打ち解けて、“初日感”のない現場」だったと振り返る。「流司とは結構付き合いが長いんですけど、今こうして真ん中に立ってて、この現場をうまく回そうとしているのがすごく伝わってくる」とうれしそうに語り、「そのおかげでこの5人と、プラス（浅川梨奈演じる）ひなの6人が仲良くできてるなと感じます」といいチームワークで撮影に臨んでいることを明かした。また23歳で最年長の黒羽は、浅川について「梨奈ちゃんは本当に（役柄と同じ）17歳で、元気をもらってます」と笑いながら話す。

そんな浅川からのコメント映像も到着。ヒロインであるひなについては「高校2年生で同い年なので、等身大で感情移入しやすい」と語り、「ひなちゃんが憧れを持っている高校生活は私にとっても憧れだったので、『ファイブ』の撮影を通して青春を感じています」と笑顔を見せる。そして「皆さんが見てキュンキュン、ドキドキワクワクしていただける作品になると思いますので、一生懸命がんばりたいと思います」と締めくくった。映像を眺める5人は笑顔で「意外としっかりしてるんだな」「あんな一面もあるんだな」と口々に感想を述べていた。

また注目ポイントとして、佐藤は「ドキドキキュンキュンするシーンもありますが、バトルもたくさんあります」とアクションシーンが多いことを挙げ、「小次郎も拓依も立ち回りがありますし。そんなところも魅力かなと思います」とアピール。続けて松岡は「トシとひなと僕の三角関係というか、恋模様を観ていただけたら」、西井は「ナオは怒ると“黒ナオ”という新しい顔が出てくるので、そこも原作に忠実にやっていきたい」と、それぞれの見どころを紹介する。そのほか会見では、芸人のLove Me Doが登場し、ドラマのヒットや、キャストがいつブレイクするかについて占ったりした。

ドラマ「ファイブ」は初夏にフジテレビオンデマンドにて配信。フジテレビ地上波での放送も予定されている。キャストにはこのほか生徒会執行部として、山近亨役で戸谷公人、中込悦役で岡本杏理、中込充役で水田航生、小諸佳那役で加弥乃が名を連ねた。またふるかわのTwitterでは謎の美男子・真人千和役を櫻井圭登が演じることも告知されている。