「遊☆戯☆王」で声優としてのキャリアを積んだ風間は、「声優経験がまったくなかった僕を、ゼロから育ててくれた作品です」と語り、「『遊☆戯☆王』がアニバーサリーイヤーということでいろんな特番を組んでいただき、(テレビで)初期のお芝居のシーンが流れるとその度にゾッとします。よくここまで耐え忍んで僕を使い続けてくれたものだと思います」と挨拶。「僕の声優人生のすべてをこの作品に注いでいます。皆さんによろこんでもらいたいのはもちろん、僕にとっても感慨深い作品になりました」と続けた。
津田は作品について「TVシリーズが、作品の最後まで描ききるという、なかなかない幸せな形で終了していたので、自分の中では『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』は終わったという気持ちでいたんです。なのでプロデューサーに『遊☆戯☆王』の劇場版をやるからと言われてテンションが上がりました」と振り返る。また本作で久々に再会した風間と津田は「(お互い)まったく何も変わっていない。もっと感動の再会があってもよかったのに(笑)」と口を揃える。
元々「遊☆戯☆王」のファンだったという林は「10年近く俳優をやっている中で、地元の友達は今回の仕事に一番食いついてきました」と作品の影響力について説明。花澤も「中学時代、大流行していました。クラスメイトの男子が学校でデュエルしていたのを思い出します」と学生時代のエピソードを披露した。
海馬にまつわるエピソードが大きく取り上げられる本作。花澤は海馬の魅力について「存在感が大きい。最初は『おかしいぞ』とツッコミを入れているのに、だんだんいつの間にか愛おしくなる。この感覚になるとドハマりするんだろうなと、演じていてわかりました」と力説する。これを受け、津田は「(劇場版では)パワーアップして、ますますすごいことになっている。海馬社長お元気だなと(笑)」と述べた。
その後の質問コーナでは、出演者が本作の見どころについて回答。風間が「ジェット機から着陸を待てない海馬社長ですかね」と返答すると会場からは笑いが起こる。その後津田も「海馬兄弟はロープが大好きですからね。(よくロープにつかまって)『ワハハ』と笑いながら」とコメントするなど、海馬について多くのツッコミが入った。
最後に「『遊☆戯☆王』はどのような存在か」と問われた風間は「声優人生のすべてですかね。今後声優のお仕事をやらせていただく機会があったとしたら、そこには『遊☆戯☆王』で学んだことが詰まっていると思います」と強く語る。そして会場に詰めかけたファンに、「連載開始から20年で『遊☆戯☆王』が成人式で大人になりました。でもここからだと思います。これからも『遊☆戯☆王』をよろしくお願いします」と呼びかけ舞台挨拶は終了した。
「劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』」では、原作者の高橋自らが脚本、キャラクターデザイン、製作総指揮を担当。原作のその後を描いたオリジナルストーリーが展開される。
なおコミックナタリーでは「遊☆戯☆王」の特集を公開中。高橋にインタビューを実施し、作品の成り立ちから、劇場版「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の裏話、約12年ぶりに週刊少年ジャンプに掲載された「遊☆戯☆王」の新作エピソード「TRANSCEND・GAME 遊☆戯☆王」について語ってもらった。関連する特集・インタビュー
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