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映画「S ―最後の警官―」会見で向井理「今までで一番辛い」、原作者の言葉も

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(左から)韓哲プロデューサー、平野俊一監督、吹石一恵、綾野剛、向井理、新垣結衣、大森南朋。

(左から)韓哲プロデューサー、平野俊一監督、吹石一恵、綾野剛、向井理、新垣結衣、大森南朋。

小森陽一と藤堂裕による「S エス―最後の警官―」を原作とした実写映画「S ―最後の警官― 奪還RECOVERY OF OUR FUTURE」の製作報告会が、本日4月23日に行われた。

犯罪者を生かしたまま逮捕することを目的とした警察庁特殊急襲捜査班「NPS」の活躍を描き、2014年に放送されたTVドラマ版以来の映像化となる本作。会場にはNPSに所属する主人公・神御蔵一號役の向井理、SATの天才スナイパー・蘇我伊織役の綾野剛、NPSのスナイパー・林イルマ役の新垣結衣、一號の幼馴染・棟方ゆづる役の吹石一恵、NPS隊長である香椎秀樹役の大森南朋平野俊一監督、韓哲プロデューサーの7人が登壇した。

冒頭の挨拶では韓プロデューサーが「(連続ドラマだけでなく)映画を作るまでが『S エス ―最後の警官―』の映像プロジェクトだった。連続ドラマの前に向井さんから『命をかけてやり抜きます』と言われたことが忘れられない」と感慨深げに語り、平野監督は「今はポストプロダクション(編集)の真っ只中。毎日ひいひい言いながら作業に取り組んでいるが、同時に手応えも感じてきている。最高のスケール感で取り組んでいるので、期待してください」と話した。

向井は先日、第1子を授かったことを発表したばかり。挨拶でもそのことに触れつつ、「知らないことがいっぱいで不安ですが、いまはそのときが楽しみで仕方ない」と報告。役柄については「連ドラからずっとやってきた神御蔵一號の成長した姿を見せられれば」と意気込みを語り、「『S』はいままでやってきた連ドラのなかで一番辛いと思っていましたが、映画はそれを遥かに上回る」と、アクションシーンの多い本作の苦労を明かした。

続いて綾野は「この作品の大きなテーマは、人が(生と死の)繰り返しのなかでどうやって生きるかということ。そんななか理の(第1子を授かった)報告はグッとくるものがあったし、うれしく思います」と向井の吉報を喜んだ。新垣は「みんなで試行錯誤しながら、身も心も文字通り削りながら撮影した作品なので、楽しみにしていてほしい」と期待を煽る。

吹石もスケールの大きなシーンを実写化する驚きを「映画の台本が届いたとき、読んで『すごい! すごい!』と思ったんですが、これをマンガやアニメじゃなくて生身の人間がやるってことはどういうことなんだろうと思った」と語り、大森は「向井くんや綾野くんほど若くない肉体で、過酷なアクションをやらされた」と会場の笑いを誘った。

ここでスクリーンには「第4のS」の文字とともに、青木崇高の姿が。作品に登場する3つの特殊部隊SAT、SIT、NPSに続き、海上保安庁の特殊警備隊SSTが映画に登場することが明らかになった。同部隊の隊長・倉田勝一郎は青木が演じる。青木はこの役のために10kgの筋肉増量を図ったという。また内閣総理大臣役を辰巳琢郎が務めることも併せて発表された。

会見の終盤には、原作のマンガを手がけた小森陽一と藤堂裕からのメッセージが読み上げられる場面も。小森は「最も過酷でかつスケールのあるこのエピソードの映像化は絶対に不可能、そう思っていました。しかしチームSは果敢にもそれにチャレンジしました」、藤堂は「300m級のタンカー、海保最強の巡視船あきつしま、航空自衛隊のヘリUH-60J、すべて本物でロケを行い、そこで最高の役者陣がぶつかりあったと聞きました。マンガ版の魂がこの映画に満ち満ちていると期待しております」と、それぞれキャストとスタッフ陣がこの映画にかける意気込みを讃えた。

原作マンガ「S エス―最後の警官―」は2009年からビッグコミック(小学館)にて連載中。映画版では、日本壊滅という未曾有の事態を回避するために奮闘する一號たちの姿が描かれる。8月29日より全国ロードショー。

「S ―最後の警官― 奪還RECOVERY OF OUR FUTURE」キャスト

神御蔵一號:向井理
蘇我伊織:綾野剛
棟方ゆづる:吹石一恵
香椎秀樹:大森南朋
古橋誠二朗:池内博之
速田仁:平山浩行
梶尾竜一:高橋努
林イルマ:新垣結衣
横川秋:土屋アンナ
中丸文夫:高嶋政宏
霧山六郎:近藤正臣
正木圭吾:オダギリジョー
ほか

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