「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻

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「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」抑えられない思いが溢れだす、期限付きの“いちゃあま”ラブロマンス

PRネコピ・ザ・キャット、青季ふゆ「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」

主人公はモーフィアス伯爵家令嬢・シャーリー。彼女は平民出身の母を持つという理由で家族から召使いのように扱われていた。ある日、腹違いの妹・レーナの策略にハマり殺されそうになったシャーリーは、敵対している隣国の騎士・オリバーに命を助けられる。彼女の家庭状況を察したオリバーから、しばらくこちら、つまりは敵国で過ごしてはどうかと言われるシャーリー。さらにはオリバーと期限付きで形だけの婚約を結ぶことになり……。COMICアークで連載中。単行本最新2巻が2月14日に発売された。

/ あまみん

ネコピ・ザ・キャット、青季ふゆ「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」2巻
ネコピ・ザ・キャット、青季ふゆ「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」2巻
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嫉妬されるほどの深い愛。公爵騎士と禁断のロマンス

私が今、一番甘いラブロマンスだと思うのが「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」だ。各種電子書籍サイトでも上位にランクインを果たす、注目作である。本作では、不幸な生い立ちの伯爵令嬢が、敵国の公爵騎士からの深い愛によって本当の幸せを知っていくさまを描く。

シャーリーは家族から疎まれ、虐げられる「召使い令嬢」だった。義理の妹の策略で殺されそうになったところを、敵国の公爵騎士・オリバーに助けられる。不法入国してしまったシャーリーを待っていたのはひどい拷問……ではなく、なんとオリバーとの婚約だった!

「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻より。

「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻より。

それは1年という期限付きの婚約関係。例えかりそめであろうと、与えられた婚約者の役目をまっとうしようとするシャーリーに、オリバーは強く惹かれてしまう。

ただ、容姿端麗なオリバーの婚約を周囲が黙っているわけはない。彼の幼なじみはシャーリーに恥をかかせようと、夜会を計画。さらには、シャーリーの義理の妹までオリバーに一目惚れしてしまう。

しかし誰もが嫉妬するほど、オリバーはシャーリーを溺愛。普段はクールな彼が、シャーリーの前だと別人のようにあま~くなるのだ。

かりそめの関係のはずなのに、彼はその線を越えてきて……

「自分は本当の婚約者ではない」とオリバーとの関係に一線を引いているシャーリー。しかしオリバーは、その線を軽々と飛び越えてくる。

倒れたシャーリーを一晩中介抱したり、「婚約者なのだからあたりまえだ」とシャーリーの薬指に指輪を通したり……。それはぐいぐい行き過ぎでは!?とこちらが赤面してしまうほど。無意識なのか、すでに心を決めているのか。オリバーの溺愛の数々に、シャーリーの心はかき乱されっぱなしなのだ。

そうやって動揺するシャーリーの表情すら、オリバーは愛おしそうに見つめる。

「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻より。

「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻より。

素直で温かな心ほど、人を動かすものはない。暴漢から身を挺して守ってくれたオリバーへ、感謝を伝えるシャーリー。それを受けたオリバーは照れながら「これからも守る」と宣言する。純愛という言葉がぴったりな2人の関係に、ため息がもれてしまう。

オリバーの情熱がにじみ出る牽制シーンに注目!

本作に漂う艶やかな雰囲気。その秘密は、美麗な線画にある。シャーリーがまとう装飾品の精巧な描写はもちろん、オリバーの微細な表情の変化まで、光と影のコントラストで美しく表現されている。

さらに、場の“空気”までもが実に艶やか! 見ているだけで、恋の情熱が伝わってくる。

例えば、1巻にはこんな場面が。

「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻より。

「召使い令嬢は国境を越え、敵国の公爵騎士様に溺愛される」1巻より。

身分を隠してシャーリーに近づく、オリバーの弟。「オリバーの好きなものを教えてあげるよ」とシャーリーの耳元へいたずらに顔を近づけた次の瞬間、離れていたはずのオリバーがシャーリーをぐっと抱き寄せて……!

あわやバックハグ、な態勢で弟を威嚇するように添えられたオリバーの掌は、そのままシャーリーを包み込んでしまいそう。

感情を押し殺したようなオリバーの瞳。突然の出来事に驚きを隠せないシャーリーの表情。張り詰めた空気がはじけるようなこのワンシーンから、2人の関係のさらなる進展を感じてしまう。

時間を重ねるほど、大きくなるお互いへの気持ち。続く2巻では、オリバーの幼なじみが主催する夜会へ2人でおもむく。特別なイベントを乗り越えて心の距離がより近づいたせいか、オリバーの感情のタガはぐらぐらに。今までよりも熱をはらんだオリバーの行動に、シャーリーも胸の高鳴りをごまかせなくて……。

とろけるほどに甘く熱い、オリバーの愛。1年という期限が、もどかしさに拍車をかける。純で切なく、艶やかな溺愛ラブロマンスを、ぜひ堪能してほしい。

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(c)青季ふゆ (c)ネコピ・ザ・キャット/フレックスコミックス

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