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SPAC×ノゾエ征爾「病は気から」開幕目前、「ノゾエ的な人が出ているかも」

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SPAC「病は気から」より。(撮影:平尾正志)

SPAC「病は気から」より。(撮影:平尾正志)

10月7日に初日を迎えるSPAC「病は気から」が、開幕に先がけ10月2日に、静岡県内の中高生を対象にした鑑賞事業公演を行った。

2012年に初演されたSPAC「病は気から」は、モリエールの戯曲をはえぎわのノゾエ征爾の潤色・演出で立ち上げた作品。この度、5年ぶりの再演となる。2日の公演を終えたノゾエは「こんなにフラットな状態で芝居を観に来るお客さんを前にするのはすごく久々でしたが、反応がすごく素直で刺激を受けました」とコメント。再演の見どころについては、「内容は、そんなに難しくはなく、気楽に観て笑える作品ですが、演劇の醍醐味や芸術性にも踏み込んでいるので、本当に多くの方に観てもらいたいです」と語り、「キャストには書かれていないノゾエ的な人が出ているかもしれないです」と観客の期待を煽った。

なお、10月8日に映画監督・森義隆、10月15日に栗原類、10月22日に松尾スズキが登壇するアフタートークを開催。開演25分前からは会場2Fのカフェ・シンデレラにて、舞台の鑑賞ポイントを解説するプレトークも実施される。また10月8日には東京から劇場を往復する観劇バスが運行される。乗車賃は片道1000円。10月5日申し込み締切、詳細は公式サイトにて確認を。

ノゾエ征爾コメント

SPAC秋→春のシーズン、初日の公演を終えての感想

中高生を前にしてやるのは、2012年の「病は気から」初演以来、5年ぶりでした。こんなにフラットな状態で芝居を観に来るお客さんを前にするのはすごく久々でしたが、反応がすごく素直で刺激を受けました。
芝居慣れしていない人にとってはどうかな?という部分も少しあるんですが、最後まで反応があって、2時間という長尺にも関わらず集中してみてもらえたというのはうれしかったです。

再演の見どころについて

モリエールという喜劇作家の本自体があまり馴染みのないものだと思うんですが、この作品をSPACという俳優もスタッフも非常にクオリティの高い方と取り組んでいることに、普段とはまた違う面白さを感じています。
内容は、そんなに難しくはなく、気楽に観て笑える作品ですが、演劇の醍醐味や芸術性にも踏み込んでいるので、本当に多くの方に観てもらいたいです。静岡は首都圏からは少し遠いですけれども、実際に来てみると意外と遠くないですよ(笑)。
それから、もしかしたら、キャストには書かれていないノゾエ的な人が出ているかもしれないです。興味のある方は、ぜひそれも確かめにきてください。

SPAC「病は気から」

2017年10月7日(土)・8日(日)・14日(土)・15日(日)・21日(土)・22日(日)
静岡県 静岡芸術劇場

原作:モリエール (「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
潤色・演出:ノゾエ征爾
出演:阿部一徳、石井萠水、泉陽二、大高浩一、榊原有美、本多麻紀、牧山祐大、山口航太

※中高生鑑賞事業公演は2日以外にも開催予定あり。スケジュールは公式サイトにて確認を。

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