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「裏長屋騒動記」監修の山田洋次「落語家が心血注いで作り上げた作品を再現」

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前列左から嵐芳三郎、山田洋次、藤川矢之輔、後列左から清雁寺繁盛、忠村臣弥、今井鞠子、河原崎國太郎。

前列左から嵐芳三郎、山田洋次、藤川矢之輔、後列左から清雁寺繁盛、忠村臣弥、今井鞠子、河原崎國太郎。

前進座五月国立劇場公演「裏長屋騒動記」の制作発表が、昨日4月21日に行われ、監修・脚本の山田洋次のほか、前進座の面々が登壇した。

映画監督の山田洋次と前進座の初タッグとなる本作。山田監督が監修・脚本を手がけ、落語「らくだ」「井戸の茶碗」をもとに、江戸のある裏長屋で起こる大騒動の様子が描かれる。子供のころから「らくだ」が好きだったと言う山田は、「喜劇だからといって、力を抜いてアドリブを連発して笑わせる芝居ではなく、落語家が心血を注いで作り上げた作品を再現したい」とコメント。さらに「人情噺には、細部にまでこだわったリアリズムが必要」と言い、「(落語の持つ)ナンセンスで異常な価値観の世界に観客が引き込まれないと表現できない」と本作への思いを語った。

また屑屋の久六を演じる嵐芳三郎は、監督に当初、二枚目の役が多いから久六のイメージではない、と言われたが「その後お会いしたら、会ったら二枚目じゃなかった、とのことで、この役が決まりました」と話し、場を和ませる。続けて「監督の脚本は、素直に演じればちゃんとお客さまに笑っていただけると思います」と語り、作品への意気込みを見せた。

公演は5月11日から22日まで、東京・国立劇場にて行われる。

前進座五月国立劇場公演「裏長屋騒動記」

2017年5月11日(木)~22日(月)
東京都 国立劇場

監修・脚本:山田洋次
演出:小野文隆
出演:嵐芳三郎、藤川矢之輔、河原崎國太郎、忠村臣弥、今井鞠子、清雁寺繁盛 ほか

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