ねごと、超満員の赤坂BLITZで圧巻ツアーファイナル

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10月8日、ねごとが東京・赤坂BLITZにて全国ツアー「お口ポカーンフェス?! ~ex it! 抜け殻ツアー~」のファイナル公演を開催した。

超満員のオーディエンスを前に、堂々としたパフォーマンスを繰り広げたねごと。

超満員のオーディエンスを前に、堂々としたパフォーマンスを繰り広げたねごと。

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写真は「ループ」の演奏シーン。

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蒼山幸子(Vo, Key)

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沙田瑞紀(G)

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藤咲佑(B)

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澤村小夜子(Dr)

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このツアーは今年7月にリリースされた1stフルアルバム「ex Negoto」のレコ発ツアーとして、9月1日から行われてきたもの。ファイナル公演のチケットはソールドアウトし、開演前の会場には超満員のファンの期待と熱気が充満していた。

ライブの幕開けを飾ったナンバーは「インストゥルメンタル」。蒼山幸子(Vo, Key)の透明感あふれる声から始まった曲は、メンバー4人が一斉に鳴らす轟音で雰囲気を変えていく。オーディエンス全員が息を呑んだオープニングに続いては「サイダーの海」「彗星シロップ」。藤咲佑(B)、澤村小夜子(Dr)が力強くリズムを刻み、場内の温度をどんどん上昇させる。

3曲を終えたところで蒼山は「今日は来てくれてありがとうございます。すごいねえ!」と、満員の赤坂BLITZのフロアを感慨深げに見渡す。澤村は会場の熱気に「もうあちいよー……(笑)」とこぼし、ファンを笑わせていた。ここで早くも「メンバーの名前がわからない方もいると思うので」と、4人それぞれが自己紹介をする。この日のリハーサルのエピソードを織り込んだ個性豊かな挨拶で、場内にアットホームな雰囲気を漂わせた。

そんなゆるい空気も、続いての「うずまき」が始まると一変。沙田瑞紀(G)の鳴らす歪んだギターと、蒼山の奏でるキーボードのハーモニーが、オーディエンスに新たな世界を提示していく。「あの曲、ひさしぶりにやっちゃいますか!」と蒼山が紹介して始まった「ランデブー」では、おなじみの澤村による「さやこの一言」が挟まれ、ファンキーなサウンドとあいまって彼女たちらしいムードを作っていた。

その後のMCでは、今回のツアーについて4人がそれぞれ思い出やエピソードを披露。会場が笑い声と温かい空気に満たされた後、蒼山は「次からは景色を変える曲たちをお届けします」と語り、「ビーサイド」へ。彼女の透明な声が徐々に迫力を増していき、深遠な世界を生み出す。さらに「季節」「week...end」と、ねごとの違う側面を見せるナンバーを連発し、会場を圧倒した。

ここで澤村は「ワンマンライブのとき、いつもお客さんにいろんなことをやってもらっているんですけど……」と話し、なぜか観客に対して「スーパーマリオブラザーズ」のテーマに合わせてのジャンプを提案。蒼山のキーボードを借りてテーマ曲を奏で、それに乗せて満員のオーディエンスが飛び跳ねるというシュールな光景が展開された。この光景を見届けた蒼山は「……これは夢か?」とつぶやき、場内は爆笑に包まれた。

ポップなメロディが軽やかに響き渡る「揺れる」、沙田のギターイントロが空気を変えた「AO」の後、蒼山が「ここに来たすべての人が、今夜いい夢を見られますように」と語って「ふわりのこと」へ。彼女のボーカルとピアノから始まった曲は、藤咲の鳴らす圧巻のベースラインに支えられて壮大なアンサンブルへと展開する。後半の山場とも言える、素晴らしいパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。

いよいよライブは終盤に差し掛かり、蒼山は結成からの歴史を振り返る。「私たちねごとは来月で結成から4年になります。始めた頃はコピーバンドで、楽しい曲をコピーしたいっていう気持ちだけだったんですけど、『閃光ライオット』に出たことが運命を変えました。まさかそれから3年後に赤坂BLITZでライブをやるなんて夢にも思ってませんでした。素直にやりたいことをちゃんとやろうと思って続けてきた結果だし、こうやって私たちの音楽を聴いてくれる人がいるから進んでいけるんだと思います。これからもよろしくお願いします!」。彼女のまっすぐな言葉に、大きな拍手が沸き起こった。

ここからは「七夕」「カロン」「メルシールー」と、ライブに欠かせないナンバーを一気に演奏。ステージ後方には楽曲のイメージを表現した映像が映し出され、幻想的な世界を生み出す。「メルシールー」が終わると、メンバーは一旦ステージから退場していく。そしてスクリーン上で年末の渋谷ライブ「お口ポカーンフェス!? 番外編 ~サンタさんも抜け殻~」の開催が告知され、オーディエンスは大喜び。ステージに戻ってきた4人は「番外編が決定しました!」と改めて発表し、観客と喜びを分かち合っていた。

「透き通る衝動」を挟んで「最後は私たちの原点のこの曲で」と始まったラストナンバーは「ループ」。藤咲の力強いベースイントロと同時に、場内にはグリーンのレーザー光線が飛び交い、華やかにライブのエンディングを飾る。オーディエンスもメロディに合わせて腕を振り、彼女たちのダイナミックなサウンドを全身で楽しむ。充実の全国ツアーは、4人の成長を印象付ける迫力満点のパフォーマンスで締めくくられた。

ねごと「お口ポカーンフェス?! ~ex it! 抜け殻ツアー~
2011年10月8日 赤坂BLITZ セットリスト

01. インストゥルメンタル
02. サイダーの海
03. 彗星シロップ
04. うずまき
05. ワンダーワールド
06. ランデブー
07. ビーサイド
08. 季節
09. week...end
10. 揺れる
11. AO
12. ふわりのこと
13. 七夕
14. カロン
15. メルシールー
16. 透き通る衝動
17. ループ

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まつん @matsun

ラジフェス観覧で赤坂に来た。赤坂に来るのはねごとの赤坂BLITZライブ以来?それって何時ぶり!と検索したら、5年前!そんな前なの https://t.co/riEafFpM0o

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