サンフジンズの対バン企画ライブ「問診過注射2016 vol.3」が3月3日に東京・UNITで開催された。
3月1日から3日連続でUNITで開催された「問診過注射」の最後の対バン相手は京都を中心に活動を展開するバンド・本日休演。自らの音楽性について「ロック、サイケ、パンク、ポップ、レゲエ、呪術、ジャズ、カントリー、暗黒舞踏、ラグタイム、アンビエント、テクノ、ダブ、童謡などなど……」とする彼らは、その言葉にふさわしいステージを繰り広げた。シンプルなMCを織り交ぜつつ、ボーカルを務めた埜口敏博(Key)が人を食ったような歌声を響かせる「とびはねるだけのばった」や、岩出拓十郎(G, Vo)の深いディレイを効かせたギターが耳に残るレゲエナンバー「けむをまこう」で満員のフロアをなんとも不思議なムードで包み込むと、「青空列車」ではベースを置いた在泉鮭(B)が指揮者よろしく各楽器に音を鳴らすきっかけを指示。それぞれのメンバーが在泉によるきっかけに合わせてフレーズを延々とループするテクニカルかつコミカルなプレイを披露し、タイトル通りのダンスナンバー「ダンス・ダンス・ダンス」と、やにわにシャツを脱いだ埜口が極端な前屈みでステージを闊歩するパフォーマンスで魅せた「たましいの置き場所」を続けてオーディエンスの拍手を集めてみせた。
本日休演のステージを受けたサンフジンズのライブは「そのかわり」でスタート。ジューイ・ラモーン(岸田繁 /
「3日間で精も根も尽き果てましたな」というボヤキで始まったアンコールでサンフジンズは、前日のアンコールの最後にサプライズでプレイした「ハリがないと」をパフォーマンス。オーディエンスが指でカンチョーの形を作った手を高々と掲げるダンスを繰り広げる中「カンチョーと間違えないでね」のハーモニーを響かせ、UNIT3DAYSは大団円かと思いきや、ジューイ・ラモーンが「あんたら(曲の)最後しか(ダンスを)やってないやん」とダメ出しする。これにオーディエンスが歓声を上げると、3人はカイ・ギョーイの「じゃあギターソロから」の声ととともに「ハリがないと」のギターソロ以降を再びプレイ。フロアを無数の指カンチョーの波で包み込んで、改めて3日間のUNIT公演を締めくくった。
問診過注射2016 vol.3
2016年3月3日 UNIT セットリスト
本日休演
01. とびはねるだけのばった
02. けむをまこう
03. アラブのクエスチョン
04. 青空列車
05. ダンス・ダンス・ダンス
06. たましいの置き場所
サンフジンズ
01. そのかわり
02. じょじょ
03. ふりまいて
04. パン屋さん
05. 右から左
06. 富士夫人
07. ちゅーきんキング
08. 奇数したい
09. サーフジーンズ
10. さっさっサンフジンズ
11. 過注射
12. 問診してください
13. サンフジンズのテーマ
<アンコール>
14. ハリがないと
サンフジンズ対バン企画「問診過注射2016」(※終了分は割愛)
問診過注射2016 vol.5
2016年5月3日(火・祝)東京都 下北沢GARDEN
<出演者>
サンフジンズ / 柴田聡子
問診過注射2016 vol.6
2016年6月3日(金)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
<出演者>
サンフジンズ / シャムキャッツ
リンク
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