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PUSHIM、高貴なホールアコースティックライブでも「Pull up!!」

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PUSHIM(Photo by cherry chill will)

PUSHIM(Photo by cherry chill will)

PUSHIMが2月20日、東京・浜離宮朝日ホールで行われているライブシリーズ「Premium meets Premium 2016」の一環でワンマンライブを開催した。

「Premium meets Premium 2016」は、美しい音響のクラシックホールでポップスのアーティストがアコースティックライブを行うシリーズ。PUSHIMがこの企画に参加するのは昨年に続き2度目で、前回はツインギターとコーラスという布陣だったのに対し、今回はTakahiro Watanabe(Key)、TAKU(G / 韻シスト)、Chino(Cho)を従えてパフォーマンスした。

シンプルな形態でオリジナル曲と異なるアレンジでも、PUSHIMのエモーショナルかつ伸びやかな歌声は健在。ライブ前半は自身の楽曲に加え、韻シスト、美空ひばり、スティーヴィー・ワンダーの楽曲のカバーも交えながら、リラックスした歌とMCで観客との心の距離を詰めていく。中盤からは最新アルバム「F」の収録曲を多く披露。美空ひばり「リンゴ追分」のカバーを歌い始めた際には、「Pull up!!」と叫んで曲を初めからやり直すというレゲエ特有のライブパフォーマンスも繰り出し、PUSHIMは「どこでも“Pull up”するから(笑)」といたずらな笑顔を見せた。

アンコールでは、雨天だったこの日にピッタリの、ASKA「はじまりはいつも雨」をしっとりと歌唱。さらに、結婚が決まったという1人の観客に向けてアカペラで「The Original Love Song」を1フレーズ贈るサービス精神たっぷりな一幕もあった。最後は渾身のバラードで魂のこもった熱唱をホールに響かせたPUSHIM。彼女のパフォーマンスを称えるように場内はスタンディングオベーションが沸き起こり、バンドメンバーも観客もPUSHIMも笑顔で終演を迎えた。

なお彼女は、同様のアコースティックライブを2月28日に兵庫・ジーベックホールでも行う。

※記事初出時、見出しおよび本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

PUSHIM Premium Acoustic Live in 神戸

2016年2月28日(日)兵庫県 ジーベックホール

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