SA、下北沢SHELTERワンマンで「辞めずにここに立ってることは誇り」

SAが2月5日に東京・下北沢SHELTERにてワンマンライブ「TOUR『START ALL OVER AGAIN, NOW! 2016』＜prologue＞」を開催した。

このライブは2月27日にスタートする全国ツアー「TOUR『START ALL OVER AGAIN, NOW! 2016』」の前哨戦として行われたもの。バンドは現メンバーでの初ワンマンライブを2002年に下北沢SHELTERで実施しており、当時を懐かしむかのように初期曲を多く織り交ぜたセットリストでコムレイズ（ファン）を喜ばせた。

TAISEI（Vo）、NAOKI（G）、KEN（B）、SHOHEI（Dr）の4人はコムレイズの「オイオイ！」という声に迎えられ登場。TAISEIが「よう来たなー！ 」とコムレイズに声をかけ、バンドは「YOUTH ON YOUR FEET」でライブをスタートさせる。4人は続けて「KNOW RIGHT FROM WRONG」「THIS IS ALL I NEED」といった初期曲を披露。笑顔で拳を上げるコムレイズたちがひしめくフロアを見て、うれしそうな表情を見せた。

MCでメンバーは14年前の下北沢SHELTERでのライブを回想する。TAISEIは「当時はお客さんが来るかドキドキしてた。けど今日は早々と（チケットが）ソールドアウトしたってことで……本当にありがとね」と感謝を述べ、NAOKIは「14年間、辞めずにここに立ってることは誇り」と胸を張った。また普段のライブでは歌詞のワンフレーズ「ロックで人生台無しだ!!」のシャウトで始まる「runnin' BUMPY WAY」の演奏前には、TAISEIが「14年前に立ったこの場所に戻ってきて……ロックの人生、台無しでもねえよ！」と叫んでみせた。その後も4人は盛大な合唱が広がった「さらば夜明けのSkyline」、メランコリックなギターフレーズから始まる「雄叫び」、TAISEIが「この曲をみんなと歌えることを誇りに思います」と感慨深く語った「SONG FOR THE LOSER」など、パンキッシュなサウンドに熱いメッセージを乗せたナンバーを次々と投下していった。

後半にはTAISEIが盛り上がるフロアを見渡し「コムレイズ、最高よ」と顔をほころばせる。さらに1月リリースのベストアルバム「ハローグッドバイ」でバンドがメジャーデビューを果たしたことについて、「テッペンまでいこうぜ！ 度肝抜かしてやろうぜ」と意気込みを語り、コムレイズから賛同の声を受けた。「GO BARMY KIDS」ではコムレイズ同士が肩を組み、場内の温度はさらに上昇。バンドは熱狂するフロアに向けて最後に「RALLY-HO!」を叩き込み、本編を終えた。

4人はアンコールで再びステージに姿を現す。出てくるなりNAOKIはこの日のセットリストについて話し「SA、ええ曲いっぱいあるな」と破顔した。TAISEIはバンドのこれまでを振り返り「SAは辞めないからね。続けていくからな！」と力強く語り、「人生いろんなことがあると思うけど、超えていこうぜ」とメッセージを送った。そして4人は「DON'T DENY,GIVE IT A TRY!!」を届けると、コムレイズによる大きな“SAコール”を受けながらステージを降りた。