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坂本真綾、マニアック選曲の20周年ツアーで5年越しの「Hello」

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「坂本真綾LIVE TOUR 2015-2016 "FOLLOW ME UP"」最終公演の様子。(撮影:羽田誠)

「坂本真綾LIVE TOUR 2015-2016 "FOLLOW ME UP"」最終公演の様子。(撮影:羽田誠)

坂本真綾の全国ツアー「坂本真綾LIVE TOUR 2015-2016 "FOLLOW ME UP"」が、昨日2月7日の東京・中野サンプラザホール公演をもって閉幕した。

デビュー20周年プロジェクトの一環として行われた今回のツアー。セットリストは昨年9月発売の最新アルバム「FOLLOW ME UP」を軸にしつつも、ベスト的選曲で行われた昨年4月のスペシャルライブ「坂本真綾 20周年記念LIVE "FOLLOW ME"」では披露されなかった楽曲も多数組み込んでいた。坂本曰く「マニアックな曲を中心に独断と偏見で選んだ」というそのセットリストには「Tシャツ」や「Life is good」など初期の楽曲も含まれており、中盤のアコースティックコーナーでは「歌詞がとっても好きで、今まさにこの曲を歌うべきときなんじゃないかなと思って選びました」と、「ちびっこフォーク」などがシンプルなアレンジで歌われた。

ライブの後半には、「今回のツアーでは毎回『もう今日が最後でもいい』という気持ちで回ってました。次があるかわからないし、もう二度と会えない人たちかもしれない。この数時間の間だけ余力を残しちゃいけないなあって。特に『You can't catch me』ツアーをやったこの(中野サンプラザホールの)ステージに立つといろいろ思い出すことがあります」と、東日本大震災の影響により途中で演出やセットリストを変更した2011年の全国ツアー「坂本真綾 LIVE TOUR 2011"You can't catch me"」について振り返る。そして坂本は「あのとき外してしまった曲は、いつか必ず歌わなきゃなと思っていて。今回のツアーがそのときなんじゃないかな」と、震災以降の公演から外していた「Hello」を5年弱の時を経て披露した。

その後は「幸せについて私が知っている5つの方法」「プラチナ」「かすかなメロディ」など新旧の楽曲を畳み掛けた。本編ラストの「シンガーソングライター」では坂本が突然ステージを飛び出して客席通路へ。一部のスタッフしか知らされていなかったというサプライズに、観客のみならずバンドメンバーも驚いた表情を見せていた。またアンコールでは、追加公演のみのスペシャルゲストとして北川勝利(ROUND TABLE)が登場。北川はアニメ「たまゆら」シリーズの最新作「たまゆら~卒業写真~第4部 朝-あした-」のエンディングテーマに採用された荒井由実のカバー「卒業写真」と、自身が作曲した「マジックナンバー」の2曲でアコースティックギターを演奏してステージを盛り上げた。

坂本は「いやあ、寂しいものでございます」とツアーの終了を惜しみつつ、「自分自身の10代、20代に語りかけたい」と自身の20年の歩みを意識しながら作詞作曲した「これから」を熱唱。最後はライブを締めくくる定番曲「ポケットを空にして」を観客とともに合唱し、およそ3時間におよんだステージを笑顔で終えた。またアンコールのMCでは20周年プロジェクトのラストを飾る企画第8弾として、メモリアルイヤーの1年間を追った電子書籍型のフリーペーパー「Memorial Press "sankyu!"」が配信されることが発表された。これは総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」とのコラボレーションによるもので、3月1日より2回に分けて無料配信される。

坂本真綾LIVE TOUR 2015-2016 "FOLLOW ME UP"
2016年2月7日 中野サンプラザホール セットリスト

01. FOLLOW ME
02. Gift
03. SONIC BOOM
04. Be mine!
05. さなぎ
06. アルコ
07. Waiting for the rain
08. ちびっこフォーク
09. 君の好きな人
10. That is To Say
11. DIVE
12. セクレアール(Insturumental)
13. Tシャツ
14. まだうごく
15. レプリカ
16. Hello
17. 幸せについて私が知っている5つの方法
18. 色彩
19. Life is good
20. プラチナ
21. かすかなメロディ
22. アイリス
23. シンガーソングライター
<アンコール>
24. 卒業写真
25. マジックナンバー
26. これから
27. ポケットを空にして

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