「皆さんと春夏秋冬一緒に過ごせて幸せ」Da-iCE、全国ツアー“前半戦”終幕

Da-iCEが昨日7月30日に東京・赤坂BLITZで全国ツアー「Da-iCE Live House Tour 2015 -PHASE 4-」のファイナル公演を実施した。

5月から7月にかけて全国で34公演が行われたこのツアー。最終日となったこの日、ステージ上の幕にメンバーのシルエットが映し出されると観客はペンライトを掲げて大歓声を上げた。おそろいのセットアップで登場したDa-iCEは花村想太の「ようこそ！」という声を皮切りにキレのあるダンスを次々と披露。「Cynical Life」「FIGHT BACK」「Startin' Up」とアッパーチューンを畳み掛けていった。

MCでは工藤大輝が「皆さんぶっ飛ばしていってください！ 東京いけますか!?」と客席を煽る。さらに「右肩上がってってくださいね！」と声を上げると大野雄大が自らの右肩を上げ、ファンを笑わせた。その後も彼らはダニエル・パウター「Crazy All My Life」のカバーや工藤、岩岡徹、和田颯によるダンスパートなどバラエティ豊かなパフォーマンスでファンを楽しませていく。メンバーによって花村の天然エピソードが語られた「今日の想太」のコーナーを挟み、大野はライブがバラード曲のブロックに突入することを予告。「十人十色いろんな経験、思いがあると思うけど僕たちの曲を当てはめて聴いてほしい」と観客に思いを述べた。

そして「REASON」「ぼくのキセキ」「もう一度だけ」が情感たっぷりに披露されると、オーディエンスは彼らの美しい歌声とダンスに酔いしれる。花村の「こっから一緒に歌ってください！」という威勢のいい声から届けられた「この曲のせい」では、曲中に工藤が変顔を披露したり、客席からシンガロングが起こったりと場内を温かい空気が包む。本編最後のブロックを前にメンバーはファンをチーム分けしてコール＆レスポンス合戦を実施。途中、声の大きさに不満げな様子の工藤が「全然だめだー!!」と叫んで舞台袖まで全力疾走すると、大野もそれに続いてステージからはけ、ファンの大爆笑を誘っていた。

コール＆レスポンスでひと通り盛り上がったあとはデビュー曲「SHOUT IT OUT」をパフォーマンス。Da-iCEはタオルを振り回しながらステージ縦横無尽に動き、そのままタオルを投げ捨てると「Splash」へとつなげた。早口でまくしたてるようなボーカルと激しいダンスによって場内はさらにヒートアップしていく。彼らが本編最後に選んだ曲は「ハッシュ ハッシュ」。ステージを大きく使ってハイテンションなパフォーマンスを届けたメンバーは、ステージ前方で深く一礼しその場をあとにした。

アンコールでDa-iCEは黒いカットソーにスキニーパンツというラフなスタイルで登場。そのままメンバーそれぞれがバク転や倒立を織り交ぜたアクロバティックなソロダンスを繰り広げて観客を盛り上げた。新曲「エビバディ」が披露されたあと突如場内にブザーが響き渡る。そしてスクリーンには「再追加公演決定」の文字が。本日終演するはずだった全国ツアーに新しく24公演が加えられたことを知ったメンバーは、コントのようにステージ上でひっくり返っていた。

ラスト1曲を残して花村はファンに感謝の思いを語る。そして「皆さんに365日支えてもらって、春夏秋冬一緒に過ごせることに幸せを感じています」という言葉からDa-iCEは「Every Season」を披露。花村と大野のファルセットを交えたハーモニーが場内を満たしていった。その後メンバーとファンそれぞれが隣の人と手をつないで一礼し、拍手が沸き起こったところで「Da-iCE Live House Tour 2015 -PHASE 4-」は幕を閉じた。

なおアンコールで発表があったツアーの追加公演は「Da-iCE Live House Tour 2015-2016 -PHASE 4-」と銘打たれ、同ツアーの“後半戦”として11月から開催される。彼らはこのツアーで11月21日の北海道・cube garden公演から2016年1月31日の東京・豊洲PIT公演まで24公演を実施する。