リリスクayaka生誕祭、ドルヲタトークで騒然

lyrical schoolが8月30日、東京・青山CAYにてメンバーayakaの誕生日を祝したイベント「ayaka birthday party」を開催した。

この日のイベントは2部構成となっており、前半は翌日8月31日に誕生日を迎えるayakaがソロパフォーマンスを披露。大の“アイドル好きアイドル”として知られる彼女は「アイドルのすべてが詰まっている曲」として、松田聖子のヒット曲「天国のキッス」を熱唱した。

さらにayakaはアイドルに造詣の深い嶺脇育夫タワーレコード代表取締役とライター高木"JET"晋一郎を招いてコアなアイドルトークを展開。両親とも大のアイドルファンという純血種のアイドルオタクayakaは、現在レーベルメイトであるNegiccoのことを父に教えてもらったというエピソードや、この夏「SUMMER SONIC」で森高千里と遭遇した際の裏話を明かしつつ、「アイドルを観るとき、センターの子は観ない」「“推し”と“好き”は違う」「おいそれとは近付けないのでアイドル現場はいつも胃が痛い」などの持論を早口でまくしたてた。中でも、Dorothy Little Happyと競演した際にすれ違いざま「おつかれさまです！好きです。おつかれさまです！ 好きです」とサブリミナルに愛を告白したエピソードを明かしたときは、アイドルファンである観客も固まってしまうほどの異様なムードに。なおイベント終了後にアップされたオフィシャルブログの記事には当日の感想とともに、ayaka自身がセレクトした開演前BGMのセットリストが掲載されている。

異色のトークを挟んで行われた後半のlyrical school全員によるライブパートは、DJ岩渕竜也のマイクパフォーマンスから始まる「brand new day」でスタートした。しかし機材トラブルのためトラックが再生されず、メンバーは暗転したステージ上で固まったまま。仕切り直してライブは始まったものの、2曲目の「tengal6」では再び楽曲の途中で機材トラブルが起きてしまい中断してしまうが、6人は急遽自分たちでリズムを取り、アカペラでパフォーマンスを続行。想定外のハプニングは謎の連帯感を生み、場内は異様な熱気とグルーヴに包まれた。

合計13曲のパフォーマンスでライブ本編は終了。アンコールではayakaが1人ステージに現れるも、ほかの5人がなかなか出てこない。戸惑うayakaの前に、5人は大きなバースデーケーキを持って登場し、最年少メンバーhinaからはヘッズ（ファンの総称）有志が用意したバースデープレゼントが手渡された。ayakaがプレゼント袋を開けると、中にはヘッズたちがお祝いメッセージを書いたボードを持って撮影した写真を多数収めたアルバムが。祝福ムードの中、minanは会場に集まったヘッズへのうれしい報告として、10月28日にニューシングル「PRIDE」をリリースすることを発表した。シングルは初回限定盤6形態と通常盤の計7形態で、初回限定盤には過去楽曲の現メンバーによるリメイクバージョンが収録される。6人はこのシングルで「（オリコンシングル週間チャート）トップ10入りを目指したい」と目標を語り、最後はアンコール曲「そりゃ夏だ！」で景気よく締めくくった。

なお9月19日に東京・新代田FEVERで行われる箱庭の室内楽とのツーマンライブは、当日誕生日を迎えるyumiを祝福する「yumi birthday party」となる。また9月15日にはリリスク初の船上パーティ「lyrical school cruising party」が開催される。