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又吉直樹(ピース)の同名小説を実写化した本作は、漫才の世界でくすぶる青年・徳永と、強い信念を持った先輩芸人・神谷が出会い、葛藤しながら歩み続ける姿を描いた青春譚。菅田が徳永、桐谷が神谷を演じたほか、徳永の相方でスパークスのツッコミ担当山下に川谷、神谷の相方であほんだらのツッコミ担当大林に三浦が扮している。
“<スパークス>VS<あほんだら>!? 火花散る特別試写会”と銘打たれた本日のイベント。スパークスの2人を演じた菅田と川谷が、漫才さながらセンターマイクの前に「どうもー。スパークスでーす」と言いながら登場する。2人は劇中の漫才をアドリブを交えながら再現し、会場を沸かせた。スパークスの漫才が想像以上の完成度だったせいか、MCからも「このあとの登場は気の毒ですね。続いて登場していただきましょう。あほんだらのお二人です!」と紹介されてしまうあほんだら。しかし、桐谷のスローモーション風に走って登場というボケに客席は爆笑に包まれた。
あほんだら2人の印象を聞かれた菅田は「僕らはスーツで漫才やりますけど、お二人はスカジャンにジーパンみたいなアウトロー。普段からそんな感じですね」と話し、川谷も「ほんまに兄さんなんですよ。僕43歳で、桐谷さんは歳下なのにすっごいカッコええ兄さん」と続けた。一方、スパークスについて三浦は「真面目なコンビ。さっきも袖でずっと漫才の練習しよるし」と暴露し、桐谷も「後輩の役なのですごいフレッシュ。修士さんも歳上ですけど、歳下のように感じてました」と語る。さらに「でも修士さんは肌質が若干……歳」と菅田と川谷の年齢差をイジると、川谷は「それは言うたらあかん(笑)」とすかさず制止。桐谷は「CGで肌の質感を直せないのか聞いたんですよ。そしたらその予算でもう1本映画撮れると。『火花2』ができてしまう(笑)」と述べた。
続いてイベントでは2組のコンビ愛を測る3番勝負が行われた。1つ目は「どっちが相方のことをわかっているか対決!」と題し、菅田と桐谷が相方が今欲しがっているもの当てていく。菅田は川谷が欲しいものを「薬用リップクリーム」と予想し、「乾燥する季節ですし、修士さんは人と比べてもだいぶマシマシな唇なので」と続け、桐谷も「リップ2回塗っただけでなくなるんでしたっけ?」とイジりまくり。川谷は「違うやん。違うやん」と応え、フリップオープン。「例のジャケット」と書かれたフリップを見て菅田は、何かを思い出したかのように膝から崩れ落ちて笑う。川谷は「菅田くんに服を作ってもらう約束してるんですよ。一回採寸してもらったんですから」とプライベートでのやり取りを明かした。
また桐谷は三浦が欲しいものを「胸囲」と予想する。その理由を桐谷は「うちの相方はもともと芸人で、後輩に厳しいことから“鬼軍曹”と呼ばれてたらしいんですよ。でも最近は線も細くなって性格も丸なってるから。もう一度あの頃を思い出してほしくて」と期待を込めつつ回答。三浦は「うれしいね。俺のことほんまにわかってくれてる」と反応し、「auのCM」と書かれたフリップをオープン。「auの皆さん、(桐谷扮する)浦島太郎のウミガメやりますから。そのために胸囲を付けます!」と宣言し、笑いを誘った。勝負の結果は文字の太さが同じだったことから、あほんだらに軍配が上がる。
続いては客席に隠れた相方をどちらが先に見つけることができるかという対決。川谷と三浦が隠れる場所を探す間、菅田と桐谷がスクリーンのほうを向きしゃがみ込んで、突如ラップを始める場面も。桐谷が韻を踏んだ見事なラップを披露し、菅田はボイスパーカッションでリズムを刻んだ。この勝負は、お互い苦戦するも菅田が川谷を先に見つけ決着。スパークスとあほんだら、勝ち点1ずつとなり最終決戦へ。最後を飾るのは、10の設問にYESかNOで答え、コンビとしての相性を測る診断。菅田、川谷、三浦が「ひな壇後列ボケタイプ」、桐谷が「正統派しゃべくり漫才ツッコミタイプ」と診断が下る。そして相性の結果はスパークスが90、あほんだらが20と数値化され、コンビ愛はスパークスのほうが深いことが証明された。
板尾創路が監督を務めた「火花」は11月23日より全国でロードショー。
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- 「火花」公式サイト
- 「火花」予告編第2弾
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