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沼田まほかるの同名小説を映画化した本作は、人の死を心の拠りどころとする女性・美紗子の物語。美紗子を吉高が演じたほか、松山ケンイチが美紗子と運命的な出会いを果たす洋介、松坂が殺人者の秘密に迫っていく亮介を演じている。
初日を迎えた感想を吉高は「自分もけっこう摩耗して臨んだ作品なので、大勢の方に観ていただけるのがうれしいです」と一言。すると熊澤が「吉高さんなくして作れなかった映画です。血を流しながら、涙を流しながら体当たりで演じてくださいました。100年は残る彼女の代表作になっていると思います」と続ける。吉高は映画のクライマックスの撮影を「2日間ずっと泣きっぱなしで。涙腺をどうにか刺激して乗り越えました」と振り返る。
吉高や松山が出演する過去パートと、松坂や清野が出演する現代パートに分かれている本作。完成した映画で、初めて過去パートを目にしたという松坂は「ちょっとだけ過去パートにも出演してみたくなった」と述べ、ほかのキャスト陣を驚かせる。そして「現代が“動”なら、過去は“静”で。静かな流れの中で、いろんな感情が渦巻いているような。その空気感を肌で感じてみたかったですね」と語った。
続いてさまざまな形の“純愛”が描かれる物語にちなみ、登壇陣が自身の“純愛”を明かす。熊澤が映画への一途な愛、清野が8年間ファンだというジャスティン・ビーバー、吉高が20歳の頃から偏愛してやまないハイボールと答えていく中、松坂は両親のエピソードを披露。「親父がお袋にプロポーズをするとき、土下座しながら『僕は君と結婚できなきゃ死ぬ!』って言ったらしくて。初めて聞いたときは、今どきドラマでもそんなプロポーズしないって思ったんですけど。思い返すとこれが“純愛”なのかなって(笑)」と。このプロポースに対し、吉高は「狂気的……。純愛のような脅迫のような(笑)」と感想を述べた。
イベントでは、主題歌「ミチシルベ」を歌う
そのほか本日の登壇が叶わなかったキャストの木村多江、松山からのメッセージも届けられたイベントは、盛況のうちに幕を閉じた。「ユリゴコロ」は、全国でロードショー。
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- 「ユリゴコロ」公式サイト
- 「ユリゴコロ」予告編
- Rihwa 「ミチシルベ」MV
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ONODERA Akira @TWDera
「ユリゴコロ」初日、吉高由里子や松坂桃李が純愛エピソード語る(写真20枚) - 映画ナタリー https://t.co/SYtNsLPufO