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島本理生の小説を原作とする「ナラタージュ」では、かつて教師と生徒という立場だった男女が時を経て再会し、禁断の恋に落ちていくさまが描かれる。妻帯者である教師・葉山貴司を松本、葉山を全身全霊で愛する大学生・工藤泉を有村が演じた。
登壇者たちを一目見ようと、大勢のファンが駆け付けた本日のイベント。レッドカーペットの敷かれた会場に松本、有村、行定が姿を現すと会場には大きな歓声が巻き起こった。松本は「いよいよ『ナラタージュ』を皆さんに観ていただけるのでワクワクしてます」とにこやかに挨拶。有村は「この日を迎えるのは楽しみ半面、不安半面だったんですが、観ていただいた皆さんに何か心に残るものがあったらいいなと願っております」と胸の内を語った。
続いて松本、有村、行定は劇場内のステージへ。オファーがあったときの気持ちを聞かれた松本は「プライベートで行定監督にお会いしたことがありまして、そのときに『面白い作品があったら一緒にやりたいね』と言っていただいて。それを実現させてくれたんだなと思って、うれしかったです」と述懐。続けて、2016年の夏に富山で撮影された本作について「ワンシーンワンシーンとても丁寧に撮影することができました。苦労したシーンはあまりなかったですね。富山のオリジナリティというか、独特な世界観が広がっていると思います」とアピールする。MCが劇中の松本に関して「初めて見る松本さんでした」と述べると、行定は「今日とは明らかに違うよね。さっき『嵐の松潤がいるよ』と思ったら話しかけづらかったもん」と明かし、観客の笑いを誘った。
有村は台本を読んだときの感想を「行定さんが作る大人の純愛ラブストーリーがどのように展開していくのか、すごく楽しみでした。ただとても難しい役でもあったので、クランクインするまでは緊張していました」と回想。また、撮影当時23歳だったことに触れながら「大人の恋愛を経験できたことは一生忘れないと思います」としみじみ語った。
ここで、8月30日に34歳の誕生日を迎える松本にバースデーケーキがプレゼントされる。ケーキには赤いバラと「ナラタージュン」と書かれたプレートが添えられており、松本は「まさかタイトルと僕の名前でギャグができるなんて」と満面の笑みでコメント。有村が「34歳も松本さんにとって素敵な1年になるよう願っています」と、行定が「これからも大人ぶりを見せてもらって。正義感強すぎるぐらい強いんで(笑)。カッコいい松潤でいてくれたらいいなと思います」と祝福すると、松本に対し観客席から拍手が送られた。
構想に10年を費やしたという今作について行定は「この2人と出会ったからこそ作ることができた作品です。俳優たちの表情や佇まいが印象に残る映画になっていて、恋愛だけでなく、男と女のどうしようもなさも描かれています」と説明。そして松本は「とっても素敵で、とっても苦くて、とっても濃密なラブストーリーができあがりました。たくさんの人に長く愛される作品になったらいいなと思います」としんみりと語り、イベントを締めくくった。
「ナラタージュ」は10月7日より全国ロードショー。
※記事初出時より写真を追加しました。
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