マイク・ミルズが妻ミランダ・ジュライを「理想の女性」と断言、安藤桃子とトーク

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20センチュリー・ウーマン」のイベントが3月30日、東京・スペースFS汐留で行われ、監督のマイク・ミルズと「0.5ミリ」の安藤桃子が登壇した。

「20センチュリー・ウーマン」トークイベントの様子。左からマイク・ミルズ、安藤桃子。

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「20センチュリー・ウーマン」メインビジュアル

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本作は、「人生はビギナーズ」で自身の父親を題材にしたミルズが今度は自らの母親をテーマに据えた家族劇。シングルマザーのドロシアと思春期を迎える息子のジェイミーが、2人の女性とともに過ごすひと夏を描く。アネット・ベニングがドロシアを演じ、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグらが脇を固める。

マイク・ミルズ

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ミルズも、その妻で映画監督のミランダ・ジュライも大好きだと言う安藤は「女性を男性のエゴイズムなしに描ける監督はほかにいない」とミルズを賞賛。安藤が「男性に『生理』って言わせるシーンが特によかった」と印象に残ったシーンを述べると、ミルズは「ミランダの言葉から発想しました」と裏話を明かす。

 左からマイク・ミルズ、安藤桃子。

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安藤が「ドロシアも、前作のアナも私の中で奥様と重なります。奥様とお母様は重なるところがありますか?」と質問を投げかけると、ミルズは「意識はしてなかったがそうかもしれない。僕は女性に囲まれて育ってきた。描く女性もその影響を受けていると思う」と返答。理想の女性像について話が及ぶとミルズは「理想の女性は妻です。強くて予想がつかなくて、創造的で自分の言うことを絶対聞いてくれない」と述べ、ニッコリと笑う。

マイク・ミルズ

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母親をテーマにした作品を制作したことに関してミルズは「自分のパーソナルなことを映画にしても世の中のためにならない。そう考えたとき、フェミニストの第1号のような女性であるママをモチーフにすればいいのではないかと思った」とコメント。続けて前作のことにも触れ「2作品とも両親の死がスタート地点になっている。親を亡くすというのは不思議な体験。そこから両親のことを理解できたし、自分の死を考えるようにもなった」と述懐した。

「20センチュリー・ウーマン」は6月3日より、東京・丸の内ピカデリーほか全国でロードショー。

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