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鈴木敏夫、アカデミー賞受賞逃すも「好きな映画が獲ったから納得した」

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第89回アカデミー賞授賞式の終了後、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫による記者懇談会の模様とインタビューが、LINE LIVEにて日本時間2月27日に配信された。

スタジオジブリ製作の「レッドタートル ある島の物語」は第89回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされていたが、惜しくも受賞を逃す結果に。鈴木は「ジブリでプロデュースして、制作現場はフランス、スタッフはヨーロッパの方々。その組み合わせも面白いし、近頃騒がしい映画が多い中、こういう静かな映画っていうのは人の目を引くんじゃないかなと思っていた」と悔しさをにじませ、「僕自身は英語ができないんですけど、発表の直前までどうやってしゃべろうかなって考えていたんですよ(笑)」と笑う。

長編アニメーション賞に輝いた「ズートピア」については「大好きな映画。だから戦わなきゃいけなくなったのは、つらかったよね。『レッドタートル』に獲ってほしかったけど、好きな映画だったから納得した」とコメント。また、かねてからファンだったというスカーレット・ヨハンソンを生で見たと報告し、「パッと見てびっくりした。映画のイメージと実際の彼女の間にギャップがあった。会わないほうがよかったかな(笑)」と授賞式を満喫した様子をうかがわせた。

授賞式前に行われたアカデミー賞関連のイベントで、鈴木から宮崎駿が新作長編の準備をしていると発表があった。宮崎の復帰に関する質問が飛ぶと、鈴木は「それはわからない。引退を発表してからもいろんな企画を出す人なんですよね。最近もね。だから延々続くんです」と回答。東京・三鷹の森ジブリ美術館の上映用に制作中の短編アニメーション「毛虫のボロ」に関しては「まもなく完成する」と明かし、「最初は10分と言っていたけど、もう少し長くなる予定。さすが面白いものになっている」と自信をのぞかせた。

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