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主人公・万次役の木村は「しゃべる言語は日本語ですし、時代劇ですし、撮影場所は京都ですし、ザッツジャパニーズなんですけど、三池組で撮影しているとモチベーションの高さが海外の現場に参加している錯覚に陥る」と三池組の中で過ごした日々を述懐。「監督をはじめスタッフの皆さんのやる気と情熱と、絶対に面白いものを作るというワンカットワンカットの積み重ね。そこに立ち会えたのはうれしかった」と喜びを口にした。
万次を用心棒として雇う少女・凜を演じた杉咲は、木村との共演シーンが大半を占める。「木村さんはカメラに映っていないときも、怪我をされていてもアクションを取ってくださって。それが本当にありがたかったです」と感謝する杉咲を、木村は「それはみんながやっていること。特別なことじゃない」とさりげなく制するが、杉咲自身に対しては「どんな状況でも120%の力で臨んでいた。彼女に対して全力で応えたいという思いを持たせてくれました」と賛辞を惜しまない。
福士は今作で演じた天津影久役が初の悪役。しかし「ほかの人から見ると悪になり得るかもしれないけど、天津にとっての善がある。悪を演じようとはせずに、自分にとっての善を極めていきました」と自身の解釈を伝える。また尸良役の市原は「一匹狼でありながらハイエナのような、残虐な人間。どうアプローチしていいか悩んだんですけど、ハイエナって生きたまま動物を捕食するときがあるんですね。ここでは言えないようなものも含めて、そういう映像を『これが自分のすべてなんだ、ここに快楽を求める人間なんだ』と思いながら毎日観ました」と役作りの一端を打ち明けた。女剣士・乙橘槇絵役の戸田は「普通の時代劇がまったく参考にならない。武器を使いこなす練習はすごく難しかったですし、いろんなことが勉強になりました」とアクションシーンの感想を述べる。
三池は、撮影中に骨折したことを木村から暴露されて「老化現象(笑)」と苦笑いする場面も。三池が「過酷っていうのは、『ボキッ』『お、これは折れたな』のあとに、『今日はあと何カットある?』『2カットです』『じゃあ病院はそのあとで』となったときかな。次の朝も6時に集合」とハードな撮影現場の様子を披露すると、木村も「三池さんはザ・ローリング・ストーンズのステッカーをいっぱい貼った松葉杖を持って、常に現場にいてくれた」と明かし、さらにごった返す撮影現場で移動を三池がスムーズにするため、松葉杖に自転車のベルを付けて鳴らしていたエピソードで笑いを誘った。
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