松山ケンイチ、ブルーリボン賞授賞式で「画太郎先生ありがとう」

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第59回ブルーリボン賞の授賞式が本日2月8日、東京・イイノホールにて開催され、主演男優賞を受賞した松山ケンイチ、主演女優賞に輝いた大竹しのぶらが出席した。

漫☆画太郎が描いた村山聖のイラストを手に持つ松山ケンイチ。

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松山ケンイチ

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聖の青春」では難病のため29歳で早逝した実在の棋士・村山聖を演じ、「珍遊記」では坊主頭にパンツ一丁の姿で不良少年の山田に扮するなどさまざまな役を演じ分けた松山は、「珍遊記」の原作者・漫☆画太郎が描き下ろしたイラストを持って登場。「受賞が決まったときに画太郎先生にすぐ連絡して、“『珍遊記』の世界観の中にいる村山聖さん”を描いていただきました。画太郎先生、ありがとうございます!」とうれしそうに話す。そして「命というものに潜って潜って潜って潜り切ることができたから答えが見いだせたんじゃないかなと思ってます。でも1人で潜ることは全然できなくて、監督やスタッフやリリー(・フランキー)さんや皆さんに導かれて、村山聖という大きな存在と向き合えました」と述べた。

松山ケンイチ

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また「3月のライオン」で初めて将棋の世界に触れたという司会の有村架純に「現場の空気は張り詰めていましたか?」と尋ねられると、松山は「将棋を指すというのは、生きるか死ぬか、勝つか負けるかしかない世界。中間点がないので、張り詰めていく。自分と向き合う中で何をつかみ取るのかということがテーマになりました」と答えた。

大竹しのぶ

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後妻業の女」で3度目のブルーリボン賞受賞を果たした大竹は「1975年度のブルーリボン賞で新人賞を受賞してから42年の年月が流れました。この世界に入るとき、駅のホームまで送ってくれた父に『自分をしっかり持ってやってください』と言われたことを覚えています」と述懐。「おばあちゃんになって、しわをちゃんと映してもらえるような映画に出てまたここに立ちたいです」と晴れやかに宣言した。

楽しげに言葉を交わす有村架純(左)、大竹しのぶ(中)、大泉洋(右)。

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松山と大竹はスピーチの間中、もう1人の司会・大泉洋を無視して有村だけを見つめて話し続け、観客の笑いを誘った。その理由について松山は「ほんっとにペラペラペラペラ……! 来年司会をするときの参考になればいいなと思って最初から大泉さんを見てたんですけど、なんの参考にもならない。だから大泉さんと目を合わせることをやめました!」と言い放つ。大竹は「来年、私と松山くんはこんなに笑いを取れるんだろうかと心配になり、賞をいただいた喜びが吹っ飛んだ」と明かし、「来年も来てください!」と大泉に懇願して会場を沸かせた。

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銀杏(ぎんなん)@将棋ライター @ginnan81

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