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庵野秀明「面白いものを作り続けたい」、カラー10周年展でこれからの10年を語る

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「株式会社カラー10周年記念展 ~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。~」展示の様子。(c)カラー

「株式会社カラー10周年記念展 ~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。~」展示の様子。(c)カラー

展示イベント「株式会社カラー10周年記念展 ~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。~」のプレス内覧会が、本日11月22日に東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われた。

庵野秀明が代表を務める制作会社・カラーの創立10周年を記念して開催される本企画。会場は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「特撮博物館」「アニメ(ーター)見本市」などのブロックに分かれており、それぞれ原画や設定資料などが所狭しと並ぶ。また全国ロードショー中の「シン・ゴジラ」に登場するゴジラの雛型も。第2形態と第3形態の雛型は本展で初公開となる。

さらに会場の中程には、マンガ家の安野モヨコが描き下ろした「監督不行届」の番外編エピソード「おおきなカブ(株)」をカラーがアニメーション化した作品の上映コーナーが。内容はカラーの創立から現在までの10年間がつづられたもので、来場者は安野が手がけた原稿とともに本映像を楽しむことができる。

そのほか10周年記念の映像や、宇多田ヒカルによる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマソング「桜流し」の「ヱヴァ:Qバージョン」MV上映や、アニメーションと特撮の文化の保全・継承を目指す文化事業に関する資料といったバラエティ豊かな展示でカラーの足跡をたどることができる。本展のビジュアルや「シン・ゴジラ」劇中のセリフなどがあしらわれたグッズ販売も行われるので、ファンは足を運んでみては。

内覧会後の囲み取材に出席した庵野は、本展に関して「作品を作るまでの過程の面白さを楽しんでもらえれば」とコメント。さらにゴジラの雛形について「何もないところからではなく、立体として存在するものをCGにしたかったんです」と言及しながら、「シン・ゴジラ」の劇中にゴジラの形態変化を取り入れた理由を「思いつきはふとしたこと。形態が変化したほうが、ビジュアルとしても映画としても面白いだろうと。東宝さんはゴジラのイメージを崩すことは最初は嫌がったんですけど、バンダイさんは3つ(商品を)出せてうれしいですと言ってくれて(笑)」と明かす場面も。

最後に本展のタイトルにかけて、この先10年にやりたいことを尋ねられた庵野は「面白いものを作り続けたいです。僕も作り続けたいし、僕以外の人にも作ってほしい。今存在しているいろいろな資料も、あと10年、20年と残っていくものになれば。過去も残したいし未来にもつなげたい」と語った。

「株式会社カラー10周年記念展 ~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。」は、明日11月23日から30日まで開催。

株式会社カラー10周年記念展 ~過去(これまで)のエヴァと、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー。~

2016年11月23日(水・祝)~30日(水)東京都 ラフォーレミュージアム原宿
開場時間 11:00~21:00 ※最終入場20:00
入場料:500円

(c)カラー

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