神山健治が「東のエデン」と「デビルマン」の関係明かす、「ひるね姫」の話も

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アニメーション監督・神山健治のトークショーが本日11月5日、早稲田大学の学園祭・早稲田祭2016の一環として行われた。

神山健治とハーツ。

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神山健治

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イベントは、神山が自身の監督作の映像や画像を見ながら、そこに登場するキャラクターについて解説していくかたちで進行。出世作であるテレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズの草薙素子は自身が師事した押井守の監督作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」「イノセンス」を意識したうえで「声優の田中敦子さんには(押井の)劇場版よりも15歳若く演じてほしい」と指示したと述べ、押井の作品には登場しない多脚戦車タチコマに関して「本作では重要なキャラ。ただのペットロボットではなく、この作品のテーマを体現させるキャラクターにした」と振り返る。

テレビアニメ「精霊の守り人」のバルサについては「同じ女性主人公である草薙とよく比較されるが、草薙になくてバルサにあるもの、それは母性」とコメント。また「東のエデン」シリーズの滝沢朗の名前に関して「世界ではなく好きな人を守りたいという性格はデビルマンがもとになっているからアキラという名前にした」と永井豪が生み出したキャラクター不動明にインスパイアされたことを述べた。

「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」ティザービジュアル (c)2017 ひるね姫製作委員会

「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」ティザービジュアル (c)2017 ひるね姫製作委員会[拡大]

イベントでは2017年3月18日に封切られる監督最新作「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」についても触れられ、時代設定が2020年になっている自作について「少しだけこうなっていたらいいなという願望を入れた」と語る。また観客から「なぜ岡山を舞台にしたのか」と質問を受けた神山は、旅行中に偶然舞台にした土地を訪れたことを明かし「日本で一番夕日がきれいな場所なので、映画を観てぜひ行ってほしい」と返答。イベントの最後には同作に登場するロボット・ハーツの着ぐるみが登場。神山は再現度の高さに感心した様子だった。

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【押井守ニュース】2016年11月5日 21:06
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