小栗旬、「信長協奏曲」カップル限定試写会で「夫としての自分は28点」

「信長協奏曲」のカップル限定試写会が、本日1月21日に東京・スペースFS汐留にて開催され、上映後のトークに同作キャストの小栗旬と柴咲コウが登壇した。

石井あゆみのマンガを原作とした「信長協奏曲」は、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップした高校生のサブローが、自分と瓜二つの顔をした織田信長として生きることになるエンタテインメント作。小栗がサブローを、柴咲がその妻・帰蝶を演じるほか、向井理、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔、高嶋政宏、山田孝之らが出演している。

劇中でサブローと帰蝶の夫婦愛が描かれていることから開催されたこのカップル試写会には、80組160名のカップルおよび夫婦が招待された。ステージに上がった小栗は「とうとう明後日公開を迎えるということで、僕たちもうれしく思っております」と挨拶。一方の柴咲は「夫婦役を演じさせていただいた、ということでこのカップル限定試写会に呼んでもらったのですが、プライベートでは小栗さんは既婚で、私は独身ですし……ちょっと気まずいものがありますね（笑）」とコメントする。

Q＆Aタイムになると、今回戦国時代の夫婦を演じた感想についての質問が。柴咲は「（戦国時代の夫婦のあり方は）シンプルだなあと思いました。世継ぎを残したり、領地を拡大するっていう目的のためにはパートナーが必要で。発展のためにしなければいけないことが多くて、私には……まあ務まらないでしょうね」と苦笑いする。続いて新婚2カ月の夫婦の質問から派生して、司会に「普段の自分は夫として何点か？」と尋ねられた小栗。「28点くらいですかね」と答え観客を驚かせるが、「そこで70点って答えて、家帰って（ニュースになったのを見た妻に）『70点じゃない』とか言われても……。低く見積もっておくのが夫婦円満の秘訣なんじゃないかと」と目論見を明かし笑いを誘う。

続いては会場から、撮影中大変だったことについての質問が上がる。小栗は火薬が爆発する中へ馬で突っ込んで行くシーンを挙げ、「そんなに至近距離では煙を上げないって言われて行ったら、目の前で爆発して。『嘘じゃーん！』と思っていたら横で（向井）理くんが落馬したんです。理くんも無事で、スタントじゃない落馬シーンが撮れて結果オーライだったんですけど……カットの声がかかったら僕の横を無人の馬が走って行ったんです」と撮影秘話を明かした。

質問コーナーの最後には、付き合って9年のカップルから「恋愛から結婚に変わるきっかけは何か？」という切実な質問が。小栗が悩みつつも、自身の経験を「これ以上引き延ばしたらいなくなっちゃうかもしれないって思ったのがきっかけですね」と振り返っていると、司会者のやや強引な提案から質問者したカップルの男性が公開プロポーズを行う流れに。大勢が見守る中恥ずかしそうに「結婚してください」「はい」という言葉を交わす2人を、小栗は「やっぱり“よし”って思わないとなかなか難しいですからね」と優しく見守った。

イベントの最後に柴咲は「純粋に、家族や友人と観て楽しい作品になっているので、たくさんの方に勧めてください」と映画をアピール。小栗は「1月23日からロードショーということで、この映画もその日が誕生日ってことになるんですかね。僕の友人のムロツヨシっていう俳優も1月23日に40歳の誕生日を迎えるので、皆さんそっちも祝ってやってください（笑）」と友人思いな発言で会場に笑いを起こした。