現地時間9月14日、カナダで開催中の第40回トロント国際映画祭にて「
本作は、凶悪犯ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを
トロント国際映画祭に登場したのは、キャストのデップ、エドガートン、ベーコン、
エドガートンは、自身が演じたジョン・コノリー本人には会わなかったという。「彼はこの出来事を違った側から受け止めていて、自分はスケープゴートにされたと感じている。そんな彼に『映画を作るから話を聞かせて』というのは、変な話のような気がした。彼の同僚からたっぷり話を聞けたりして、(役作りの)素材は十分にあったしね。それに、これは真実にもとづく映画だが、あくまで僕らのバージョンの真実だ。ジェラード・オニールとディック・レイアが書いたすばらしい原作本をもとに、スコットが持つビジョンに従って語る真実。そして僕は、僕のバージョンのジョン・コノリーを演じたんだ」と、ギャングに操られるFBIエージェントという難役に挑んだ心境を明かす。
そしてクーパーは「今作は、ドキュメンタリーではない。映画にふさわしいストーリーは、精神面、感情面、人間性から来る。僕はギャング物を作るつもりはなかった。キャストやクルーにも、『これは人間ドラマだ』と言ったんだ」とコメント。「ジョニーの変貌の仕方には、すごいものがあったね。スクリーンで観る彼は、彼本人とは似ても似つかないんだ」と、デップの“カメレオン俳優”ぶりを称賛した。
「ブラック・スキャンダル」は、2016年1月30日に日本公開。
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