FRaU“女子マンガ”特集に東村アキコ×石田拓実対談

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8月12日に発売された女性誌FRaU9月号(講談社)に、女性向けのマンガ作品を扱った特集記事「女子マンガ好きがとまらない」が掲載されている。

FRaU9月号。巻頭特集は「読書」で、とことん本にまつわる号。

FRaU9月号。巻頭特集は「読書」で、とことん本にまつわる号。

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“女子マンガ”とは「大人の女が胸を熱くし、現実を越えていく糧にできる」マンガ作品を指す、FRaU提唱の造語。

特集の冒頭では「いかにして『女子マンガ』は生まれたか?」と題し、1971年の山岸凉子「アラベスク」から始まり、1976年の美内すずえ「ガラスの仮面」、1977年の大島弓子「バナナブレッドのプディング」、1995年の岡崎京子「ヘルタースケルター」、2000年の羽海野チカ「ハチミツとクローバー」、2004年の安野モヨコ「働きマン」、2006年の東村アキコ「ひまわりっ~健一レジェンド~」、2008年の末次由紀「ちはやふる」といった、年代別の名作を取り上げ“女子マンガ”の流れを解説している。

続く記事「だから『女子マンガ』が好き!」では、「今読むべき女子マンガ」を料理研究家の福田里香がピックアップ。女子同士の距離感を巧みに描いている作品として、東村アキコ「海月姫」や岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」を取り上げ、そこから見えてくる「チーム女子」の世界を解説している。また少女マンガの王道パターン、男・女・男の正三角形を描く作品として、末次由紀「ちはやふる」などを取り上げ、女性マンガ家が描く人間関係について語っている。

さらに女性マンガ家が女子マンガを語る対談には、東村アキコ×石田拓実日本橋ヨヲコ×岩岡ヒサエという豪華な2組が登場、おすすめ女子マンガについて熱く語り合った。ちょっとやそっとレアなこの顔合わせ、ファンならずとも必読だ。

そのほか、ミュージシャンのYO-KING(真心ブラザーズ)、お笑い芸人の小沢一敬(スピードワゴン)、俳優の村田充、精神科医の名越康文の男性4人が女子マンガを語る「僕ら、胸張って、女子マンガ好き!」、「情熱の『女子マンガ』7のキーワード」、マンガライターや評論家11人が選んだ、「『女子マンガ』今、熱い50タイトル!」、書店員が女子でも読める少年マンガを語る「男子マンガは女子のモノ!」など、これ1冊で少女マンガのすべてがわかる充実した特集となっている。

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