現代マンガの祖「新寶島」、3月上旬に復刊

手塚治虫が作画、酒井七馬が構成を担当した、現代マンガの原点と称される「新寶島」。その完全復刻版が、3月上旬に小学館クリエイティブより発売される。価格は通常版が2000円、豪華限定版が7980円。

構成酒井七馬、作画手塚治虫による「新寶島」表紙。

構成酒井七馬、作画手塚治虫による「新寶島」表紙。

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1947年に発行され40万部を売り上げた「新寶島」。戦後のマンガ界に多大なる影響を与え、この作品を読んでマンガ家を目指した者も数多い。そんなマンガ家のバイブルともいえる「新寶島」だが、復刊されるのは2版以降ばかりで、初版は幻の作品と呼ばれていた。

今回の復刻ではこの「新寶島」初版を完全再現。さらに特典として、手塚研究者の竹内オサム、中野晴行両氏の解説と、浦沢直樹や横尾忠則らのコメントを収録した小冊子が付く。また限定版のみ未使用原稿の複製原画、プロトタイプといえる習作「オヤヂの宝島」、1947年に発表された絵本「タカラジマ」の3点が付属される。

なお小学館クリエイティブは「完全復刻版 新寳島」の発売を記念して特設サイトをオープンしている。マンガ界の神が遺した幻の作品に出会う機会をお見逃しなく。

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