吉野朔実が尾崎翠を語り尽くすシンポジウム開催
2009年1月10日 2:23
「少年は荒野をめざす」「ジュリエットの卵」で知られる
吉野は自身の作品「本を読む兄、読まぬ兄」(本の雑誌社)で、尾崎翠について「二十歳頃、尾崎翠を読んで感動しました。こんな人がいたのか…知られざる少女漫画の魂がここにはある、気がする」「萩尾望都と大島弓子を足して昭和初期で割ったよう」「山岸凉子のキレもちょっと入ってるかも」と表現。尾崎への熱いリスペクトから、今回のシンポジウムへの参加となったようだ。
シンポジウムは3月27日、28日の2日間にわたって開催され、吉野は2日目の「尾崎翠文学によせて―〈少女〉と〈幻想〉の交差」と題したパネルディスカッションに、作家の高原英理、木村紅美とともに登場。同日には映画「こほろぎ嬢」の上映会や、池内紀による講演が行われる。また1日目は芥川賞作家の川上未映子による講演や弁士の澤登翠の朗読などを予定している。
入場料は1日500円で、本日1月10日からシンポジウム公式サイトで予約受付を開始する。
吉野朔実のほかの記事
タグ
リンク
- 尾崎翠の新世紀
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。