劇場アニメ「
アフレコは「わけがわからなかった」
公開から2カ月が経ち、興行収入7億円を突破した「キンツア」。“三強”と呼ばれる仁、聖、冷のキャスト3人が舞台挨拶に揃うのはシリーズ初のことで、応援上映を終えたばかりの観客に迎えられた3人は、熱気あふれる声援や応援グッズの数々に「仕上がってるね!」と笑顔をこぼす。「プリティーリズム・レインボーライブ」ではそれぞれ主人公の子供たちを導くポジションであった仁、聖、冷。三木は「このような事態になるとは思わず、とてもドキドキしております」、関は「油断できないなと思いました」と心境を語った。
三木と関はアフレコが一緒だったそう。関は「わけがわからなかった(笑)。セリフを言った後に『これで合ってます?』ってどうしても聞いちゃいました」と現場を振り返る。菱田総監督は「僕は2人の声が聞けるってすごく楽しみに行ったら、2人ともすごく気を張っていて、首をひねりながら僕のところに来るんです」「関さんに『(女の子を)置いてっちゃっていいんですか?』って聞かれて。あれはジャンプに失敗するから(乗車が)間に合わないんですけど、そういう話も一切せずに『跳んでください』だったので……」と、聖のプリズムジャンプの収録の様子を語った。一方「僕は仁、大好きなので、彼に寄り添う感じでスタジオにいさせていただきましたね」と三木。すると関が「ファンの方からもらったお手紙に、『仁さんはとてもかわいそうな人なんです。嫌いにならないでください』って書いてあった」というエピソードを明かし、三木は「仁、愛されてるよ」と呼びかけた。
小室哲哉の名曲カバーにプレッシャーも
アフレコが後のほうだったという森久保は「おふたりの歌が入っている映像を見てリハーサルをさせていただいたので、ワクワクでした。歌ってる!と思って」と回顧。菱田総監督が「今回はお三方が歌ってくださるかどうかで、話の内容が全然変わってしまう状態だったので、本当に歌っていただいてありがたかったです」と感謝を伝える。過去作で「EZ DO DANCE -DJ.COO ver.-」を歌唱していた森久保は「僕は先に歌っちゃってたので、そういうもんなんだなって(笑)」とすんなり受け入れた様子。一方、仁と聖の歌唱およびプリズムショーは今作が初披露ということで、三木は「相当悩みました。でもこれは歌わなければ成立しないなって。歌うことで、あの年齢の仁に僕自身も出会えて、うれしかったです」と仁への思いをにじませる。「Get Wild」をカバーした関も「名曲を役で歌うのはすごいプレッシャー。ユキノジョウくんが聖くんのショーを観てプリズムショーをやろうと思ったというセリフがあるし、完成度の高いものを作り上げなきゃいけない」とプレッシャーを感じていたと明かした。
舞台挨拶の中では、この日は登壇が叶わなかったもう1人のレジェンドスタァ・山田リョウ役の浪川大輔からのビデオメッセージを上映。さらに今作でカバーされた楽曲の多くを手がけた、小室哲哉からのメッセージも届けられた。中でも「今後ももっと歌って演じて頂きたい曲もたくさんあります」という一文には、会場のファンからも大きな歓声が。小室のメッセージは記事末に全文掲載している。
「キンツア」は世界を救います!
そして昨日からは、ラージフォーマット版「も~っとつながる!KING OF PRISM-Your Endless Call-み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ」が上映中。今朝まで“ルート2”以降の作業を行っていたという菱田総監督は「『キンツア』はラージフォーマット前提で作っていますので、特に3面スクリーンは両サイド用に画面を作っていますし、僕たちが見せたかったものがそこにあります」とアピールした。森久保も「僕もSCREENXはこの作品で初めて知ったので、いつも『キンプリ』から新しいカルチャー、ムーブメントが始まるなと思っています。まさにここからが本番」と呼びかける。
関は「皆さんの推し活は世界を救います。『キンプリ』は、『キンツア』は世界を救います!」と力強く宣言。最後に三木が「完成したものを観たときに、彼の一生懸命な姿に共感させてもらったり、仁の声をやらせていただいてよかったと思わせていただきました。まだまだいろんな楽しみ方ができる作品ですので、引き続き皆様の愛で、世界を救っていこうじゃありませんか!」と呼びかけ、観客の力強い「はい!」という返事で、舞台挨拶は幕を下ろした。
小室哲哉コメント
あれっ、なんで最近の音楽チャートに僕関連の楽曲が
上位に何曲も入っているんだろうと不思議に思ってはいたのですが、
皆さまの歌唱、そして劇場版の公開などが
SNSとも相まって大変な盛り上がりを作ってくれている
ひとつのカタチがチャート席巻でもあるんですね!
遅ればせながら劇場版も見せて頂きましたが、
これはやはり映画館の最高な音響システムと共に
観客の皆さんと一緒に盛り上がるのが1番だなあと感じました。
大音量と大応援、そして参加型の、ある種没入感もある
ひとつの集大成のフェスでもあるなあという印象です。
没入感にも今はいろいろなカタチがありますが、
あえて2Dの世界のこだわりというか王道さが、
声優の皆さんの底力を感じられる作品だなあとも思いました。
ほんとうに声優さんたちの力量が映像に命を吹きこみますからね!
今後ももっと歌って演じて頂きたい曲もたくさんありますので
引き続きよろしくお願いします!
楽曲は皆さまにまだまだ育てて頂いていますね。
ありがとうございます。
「も~っとつながる!KING OF PRISM-Your Endless Call-み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ」
公開中
スタッフ
総監督:
脚本:青葉譲
キャラクターデザイン:松浦麻衣
シリーズゲストキャラクターデザイン:原将治、川島尚、斉藤里枝、満田一、戸田さやか
CGディレクター:乙部善弘
プリズムジャンプ原案:加藤大典
音楽:石塚玲依
サウンドスーパーバイザー:小島信人
原作:タカラトミーアーツ、シンソフィア、エイベックス・ピクチャーズ、タツノコプロ
アニメーション制作:タツノコプロ
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
製作:KING OF PRISM Project
キャスト
一条シン:寺島惇太
太刀花ユキノジョウ:斉藤壮馬
香賀美タイガ:畠中祐
十王院カケル:八代拓
鷹梁ミナト:五十嵐雅
西園寺レオ:永塚拓馬
涼野ユウ:内田雄馬
如月ルヰ:蒼井翔太
大和アレクサンダー:武内駿輔
高田馬場ジョージ:杉田智和
神浜コウジ:柿原徹也
速水ヒロ:前野智昭
仁科カヅキ:増田俊樹
法月仁:
氷室聖:
黒川冷:
山田リョウ:浪川大輔
シャヰン:斎賀みつき
神無月アヰ:中山咲月
夢川ショウゴ:山下誠一郎
三鷹アサヒ:小林竜之
高瀬コヨイ:土田玲央
大江戸シンヤ:河合健太郎
ウシミツ:鵜澤正太郎
マリオ:橘龍丸
三枝タカヤ:浦田わたる
花倉アユミ:天月
伊吹橙真:梶原岳人
ひゅーい:田丸篤志
ショウ:近藤隆
ヒビキ:KENN
ワタル:岡本信彦
くっぴー @t_mue_needs__
「キンツア」は世界を救います!小室哲哉の名曲カバーの裏側、本人からメッセージも(イベントレポート) - コミックナタリー https://t.co/jvPPQjhgCz