妖怪になろうとする男を追った異色の記録映画、押見修造が友人として応援

押見修造が、12月6日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される映画「加藤くんからのメッセージ」への応援マンガを描き下ろした。映画の公式サイトにて公開されている。

「加藤くんからのメッセージ」は、マンガ家を目指し挫折した36歳男性・加藤志異が妖怪になるという夢に向けて活動する姿を、映像制作経験ゼロのOLが撮影した異色のドキュメント。大学時代から加藤と友人だった押見は、妖怪になるという荒唐無稽な夢を追う彼への思いをマンガに描いた。

なお東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでは、公開期間中に3つのトークショーを実施。12月7日には押見、12月12日には本秀康、12月20日には新井英樹が登場する。

押見修造応援コメント

彼は空っぽだ。でも自分ではその事を認められない。認めたくない。
だから彼は叫び続ける。「僕は空っぽじゃない！」と。
彼をどう思うか、それはあなたの人生を映す鏡になる。

本秀康応援コメント

変な人の夢を追いかけたアツい映画だと思って観ていたら、なんとホラー映画だった！
僕はこの人と2冊も絵本を共作しているのです。ゾッとする！
…と言いたいところですが、映画を観終わってもっと加藤くんのことが好きになりました。

新井英樹応援コメント

「誰か私を見て!! 認めて!! 」の今、現在にゆらゆら、ふわり、と湧いて出て来た
『ゆきゆきて神軍』これが平成の奥崎謙三!!
あなたは加藤志異を笑えるのか?どうか逃げずに向き合って欲しい!!
そこには必ず「私」がいるから

映画「加藤くんからのメッセージ」

出演：加藤志異
製作・監督・撮影・編集：綿毛