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52年におよぶ「小さな恋のものがたり」完結

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みつはしちかこ「小さな恋のものがたり」が、3年ぶりとなる最新刊の第43集で完結を迎えた。帯には大きく「さよなら……サリー。」と書かれている。

「小さな恋のものがたり」は、チッチとサリーの恋を描く物語。1962年に美しい十代(学習研究社)にて連載を開始し、2008年にみつはしが体調を崩し休筆するまで、掲載誌を変え、一度も休むことなく46年間連載されてきた。

全編描き下ろしとなる最新43巻のあとがきでみつはしは、病後の後遺症で手が思うように動かなくなり、仕方なく50年愛用してきたペンを諦め0.4ミリのサインペンで執筆したことを告白。一時は代筆を頼もうかとさえ思ったが、「時間をかけてでも自分の手でチッチを!と、思いなおし」自らの手で描き続けたという。そして「突然ではありますが、(中略)一応の区切りをつけました」と挨拶。直筆の文字で「長い間ありがとうございました」というメッセージに、チッチとみつはしのイラストを添えて締めくくっている。チッチとサリーの物語がどのようなラストを迎えたかは、実際に手に取って確かめてほしい。

なお「小さな恋のものがたり」は復刻版が刊行中。第43集とともに復刻版7巻から9巻も発売された。

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