中川裕貴がチェロとDJで“音の新領域”に挑む「弭（ゆはず）」

中川裕貴「弭（ゆはず）」が12月28・29日に京都・ロームシアター京都 ノースホールにて上演される。

これは、チェロを主体として作曲・演奏・演出活動を行う音楽家・演奏家の中川裕貴による、約4年ぶりの新作コンサート。今回は新たな試みとしてDJが参加する。

上演に向けて中川は「『弭』という文字から生まれるイメージを、『コンサート（Concert）』という、そのことばの一部に『共に』『子孫』『対抗』という意味を持つイベントへ運ぼうとしています。約4年前のロームシアター京都でのコンサートでは、わたしたちのほとんどは『マスク』と呼ばれるものを『耳』にかけていました。それから月日が経ち、今、私たちの耳は、なにを『かけて（掛けて、賭けて、欠けて…）』、ここにいるのでしょうか。このコンサートでは、今、ここから未来に向かって延びる、とある『疎密』をコンサート会場に集まるみなさんと共に創りたいと考えています」とコメントした。出演者には中川のほか、出村弘美、穐月萌、1729が名を連ねている。