9月から11月にかけて7都市で上演される「2024年度 全国共同制作オペラ 歌劇『ラ・ボエーム』」にミミ役で出演予定だった高橋絵理が体調不良のため降板した。
これは、医師の診断により早急な入院治療が必要となり、回復までに一定期間を要することによるもの。高橋が出演を予定していた兵庫・熊本・石川・神奈川公演では、ムゼッタ役で出演予定だった中川郁文がミミ役を務める。またこれに伴い、ムゼッタ役のイローナ・レヴォルスカヤが、兵庫・熊本・石川・神奈川公演に加え、東京・宮城・京都公演にも同役で出演する。なお、出演者変更によるチケットの払い戻しは行われない。
本作で指揮を務める井上道義は「今回、体調不良で惜しくも降板の高橋絵理さんに代わり、ムゼッタ役に決まっていた中川郁文さんにミミ役をお願いした。まだまだ知られていない中川さんは、勿論、素晴らしいムゼッタそのものの性格と肢体を持った歌手だが、実はミミ役も非常にうまいということを知っていた。松本でのオペラプロジェクトでも努力を重ね成功している。今回、『見た目も若者』で選んだソリストたち、肺病で短い一生を終えねばならないミミは、見た目にも郁文さんはピタリ、実は声そのものもなのだ。期待して欲しい」とコメントした。
全国共同制作オペラは、2009年度にスタートしたプロジェクト。全国の劇場・音楽堂、芸術団体等が連携し、単館では成しえない、独創的かつ高いレベルのオペラを新演出で制作する。今回は、2024年末での引退を宣言している井上が、新制作の「ラ・ボエーム」を立ち上げる。演出・振付・美術・衣裳を務めるのは、これまでたびたび井上とタッグを組んできた
公演は9月21日、23日に東京・東京芸術劇場 コンサートホール、29日に宮城・名取市文化会館 大ホール、10月6日に京都・ロームシアター京都 メインホール、12日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール、19日に熊本・熊本県立劇場 演劇ホール、26日に石川・金沢歌劇座、11月2日に神奈川・ミューザ川崎 シンフォニーホールで行われる。
2024年度 全国共同制作オペラ「ラ・ボエーム」
2024年9月21日(土)、23日(月・振休) ※公演終了
東京都 東京芸術劇場コンサートホール
2024年9月29日(日) ※公演終了
宮城県 名取市文化会館大ホール
2024年10月6日(日) ※公演終了
京都府 ロームシアター京都メインホール
2024年10月12日(土) ※公演終了
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
2024年10月19日(土) ※公演終了
熊本県 熊本県立劇場 演劇ホール
2024年10月26日(土) ※公演終了
石川県 金沢歌劇座
2024年11月2日(土) ※公演終了
神奈川県 ミューザ川崎シンフォニーホール
スタッフ
指揮:井上道義
演出・振付・美術・衣裳:
出演
ミミ:ルザン・マンタシャン(東京・宮城・京都公演) / 中川郁文(兵庫・熊本・石川・神奈川公演)
ロドルフォ:工藤和真
ムゼッタ:イローナ・レヴォルスカヤ(東京・宮城・京都・兵庫・熊本・石川・神奈川公演)
マルチェッロ:池内響
コッリーネ:スタニスラフ・ヴォロビョフ(東京・宮城・京都公演) / 杉尾真吾(兵庫・熊本・石川・神奈川公演)
ショナール:高橋洋介(東京・宮城・京都公演) / ヴィタリ・ユシュマノフ(兵庫・熊本・石川・神奈川公演)
ベノア:晴雅彦
アルチンドロ:仲田尋一
パルピニョール:谷口耕平
ダンサー:梶田留以 / 水島晃太郎 / 南帆乃佳 / 小川莉伯
※兵庫・熊本・石川・神奈川公演にミミ役で出演予定だった高橋絵理は体調不良のため降板しました。これに伴い、兵庫・熊本・石川・神奈川公演のミミ役を中川郁文、全公演のムゼッタ役をイローナ・レヴォルスカヤが務めます。
※兵庫・熊本・石川・神奈川公演にコッリーネ役で出演予定だった杉尾真吾は体調不良のため降板しました。代わって、兵庫・熊本・石川公演にはスタニスラフ・ヴォロビョフ、神奈川公演には松中哲平が出演します。
※高橋絵理の「高」ははしご高が正式表記。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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ほりえ @goohoo
井上道義の新制作オペラ「ラ・ボエーム」ミミ役の高橋絵理が降板、中川郁文がムゼッタ役からミミ役に(コメントあり) https://t.co/gPkczbQybC
ムゼッタ役のイローナ・レヴォルスカヤが、兵庫・熊本・石川・神奈川公演に加え、東京・宮城・京都公演にも同役で出演する。
代役の気概に感謝!