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「ねずみの初恋」「満州アヘンスクワッド」の白木英美(講談社 ヤングマガジン編集部)

「ねずみの初恋」「満州アヘンスクワッド」の白木英美(講談社 ヤングマガジン編集部)

マンガ家が作品を発表するのに、経験豊富なマンガ編集者の存在は重要だ。しかし誰にでも“初めて”がある。ヒット作を輩出してきた優秀な編集者も、成功だけではない経験を経ているはず。名作を生み出す売れっ子編集者が、最初にどんな連載作品を手がけたのか──いわば「担当デビュー作」について当時を振り返りながら語ってもらい、マンガ家と編集者の関係や、編集者が作品に及ぼす影響などに迫る連載シリーズだ。今回は、本連載史上、最も“黒い”編集者──もとい、アングラな世界をテーマにした作品やダークな作品の編集を得意とする、講談社の若きエース編集者・白木英美氏に迫る。ヤンマガを牽引する人気作「満州アヘンスクワッド」「ねずみの初恋」「邪神の弁当屋さん」などを担当し、2024年に始動したヤングマガジンのYouTubeチャンネル「ヤンマガ日常ch」では、「白木氏の超多忙な1日」に密着した動画も公開されるなど、名実ともに同誌の“顔”である白木氏。ヤンマガのカラーをさらに黒く塗り込めていく精力的な編集者は、これまでどんな人生を送り、どんな信念を持つのか──。オンラインで行われたインタビューであり、筆者と白木氏は初対面だったが、そうとは思えないほど盛り上がった取材。回答がいちいち面白く、こちらからもツッコミを入れたくなるラリーの応酬。一朝一夕で身につくものではない、天性の磁力。いつまでも話していたくなるような不思議な魅力に富んだ白木氏のロングインタビューをお届けする。

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9月5日
コミック