音楽ナタリー Power Push - 超特急

ソロ&全員インタビューで紐解く“劇的な7人”の物語

タクヤ
Linernotes

「Clap Our Hands!」

テーマは“ありがとう”
タクヤの“ツンデレ”を可愛い雰囲気で表現した1曲。
手をたたいて、LIVEで盛り上がりましょう!

Text by コーイチ

Interview

お互いを思い合う気持ちが表現されたいい曲だなって

──「Clap Our Hands!」はとてもさわやかなアップチューンですね。

僕はバラードが好きだから「バラード曲が来るのかな?」なんて勝手に思っていたんですけど、ライブで盛り上がりそうな曲がモチーフ曲になったので意外でした。

──曲を聴いてみて、どんな感想を持ちましたか?

タクヤ

「君」と「僕」っていうフレーズがたくさん出てきて、お互いを思い合う気持ちが表現されたいい曲だなって思いました。僕は春のツアーで僕ら超特急と8号車の一体感がより深まったなと思っているんですが、この曲を聴くとその春ツアーの感覚が蘇るんです。この曲のテーマは「与えあう愛」なんですけど、そのテーマにもすごく合っているなと思いますし。

──メンバーのモチーフ曲の中では、ラストの12曲目に収録される曲です。

今回のアルバムは全体を通して1つの作品になるように構成されているので、ライブでも終盤に披露されるイメージというか。メンバーとも「みんなで手を叩きながら盛り上がりたいね」って話しているので、そういった意味でも大事な曲ですね。

──先ほどのタクヤさんの言葉にもありましたがタクヤさんセンターといえばバラード曲で、そういった曲で見せる表現力の豊かさが印象的ですよね。

自分はバラード曲で踊るのが好きですし、そういう曲って歌詞を拾った振り付けがとても多いから、踊るときは歌を聴いて、その時どきに生まれた感情を表現している感覚です。

──曲の世界に入っていく感じ?

そうですね。毎回毎回会場によってお客さんも違うから、生まれる感情も変わるんです。難しいことではないんですけど、「こんなふうにこの曲を届けたい」って思いが湧き上がって、自然と曲の世界へ入っていきます。

──そうなんですね。「Clap Our Hands!」では新たな一面が見れそうです。

キャッチーな振りになりそうですよね! それに曲の最後のほうは、もうダンスを見せるというよりみんなを盛り上げることに専念したいです(笑)。

見ている目標がみんな同じ。それってすごくいいなって思う

──「与えあう愛」というテーマもタクヤさんらしいというか。タクヤさんはほかのメンバーのことを常に見て、気にかけているなと感じるので。

そうなんですよ。僕、周りを必要以上に見ちゃうんです。それはプライベートでもそうなんですけど、周りを見て「あ、今この人こういうふうに思っているんだろうな」とか感じ取っちゃう。正解不正解は別として、読み取っちゃうんですよ。本当に周りはすごく見てると思います。

──メンバーのいろいろな個性を見つめる中で、タクヤさんはどうありたいと思いますか?

自分自身のことはよくわからないけど、節目の大事なところ……例えばライブの終盤とかに、グループを代表してみんなに思いを伝えるような役目を自然と任されるし、メンバーにも「タクヤはそういう役だよね」って言われます。自分では決して得意だとは思わないんですけど、それは僕が持つ役割なのかなって。メンバーはみんな個性が強くて、特にユーキやユースケは積極的に前に出てくれるじゃないですか。自分にはできないことだからすごく尊敬するし、そんなメンバーを見ると自分も自分なりの役割をしっかりと持つことができたらって思いますね。

──超特急のメンバーは本当に7者7様ですね。

タクヤ

最近、その個性が一層強くなってきました。だから今回のアルバムではこうして1人ひとりの曲ができたんだと思います。それに、7人の一体感もすごく出てきたんです。夏にいろんなフェスに出させてもらった際には、セットリストからMCからみんなで本当に真剣に話し合って決めていたし、今は見ている目標がみんな同じだっていう感覚があるんです。それってすごくいいなって思う。同じ物を見つめるうえで意見を闘わせられるっていうことも素晴らしいことだなと思います。だからこそ、僕は最近、大きなライブを自分たちの手で作り上げてみたいなと思うようになりました。全部とは言わないけど、自分たちがもっともっと積極的に関わっていけたらいいなって。

──フェス出演など、夏のさまざまな出来事を通して結束が強まったんですね。

うん。本当にそうだと思います。メンバーだけで話し合ったりもしたんですよ。

──そうなんですね。

全員がすごく真剣なモードになっているときがあって、7人だけで会議を開いて「みんなもっと意見を言い合おうよ」って。その出来事があったからかもしれないけど、そこからはみんながさらに前を向いて意見を言い合うようになりました。だから今、すごく楽しいです。

About

タクヤを一言で表すと

強がり ─コーイチ

熱いクソガキちゃん ─カイ

女の子。 ─リョウガ

良心を持ってる ─タクヤ

気分屋さん ─ユーキ

─ユースケ

ツンツンデレ ─タカシ

タクヤの役割

あこがれ ─コーイチ

空気の切り換え ─カイ

ツンデレ ─リョウガ

立て直してくれる存在 ─ユーキ

オシャレもルックスも超特急「ベビー肉王子様」 ─ユースケ

斬り込み隊長 ─タカシ

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2ndアルバム「Dramatic Seven」 / 2016年10月26日発売 / SDR
通常盤[CD+ブックレット28ページ] / 3024円 / ZXRC-2007
Loppi・HMV限定盤 [CD+ブックレット4ページ] / 2700円 / ZXRC-2010
収録曲
  1. Seventh Heaven
  2. バッタマン(Lunatic ver.)
  3. 超えてアバンチュール
  4. LIBIDO
  5. スターダスト LOVE TRAIN
  6. Beasty Spider
  1. Beautiful Chaser
  2. Whiteout
  3. Peace of LOVE
  4. Yell
  5. ライオンライフ
  6. Clap Our Hands!
  7. Always you
超特急(チョウトッキュウ)
超特急

ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューした。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施。12月に1stフルアルバム「RING」を発表する。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」を発表。さらにインドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演し、海外“初開通”を果たす。9月に10thシングル「Beautiful Chaser」をリリースし、12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月に関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。10月26日に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリースする。

超特急「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」
2016年12月17日(土)
兵庫県 ワールド記念ホール
2016年12月24日(土)
東京都 国立代々木競技場第一体育館

2016年10月25日更新