hideの実弟・松本裕士氏の著書「兄弟 追憶のhide」が来年夏に映画化

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hideの実弟・松本裕士氏による著書「兄弟 追憶のhide」が2022年夏に映画化される。

hideとは?

神奈川県横須賀市出身。X JAPANのギタリスト、ソロアーティスト。1993年にシングル「EYES LOVE YOU」「50% & 50%」2枚同時発売でソロデビューを果たした。1994年2月に1stアルバム「HIDE YOUR FACE」を発表し、3~5月に初のソロツアー「hide FIRST SOLO TOUR '94 HIDE OUR PSYCHOMMUNITY ~hideの部屋へようこそ~」を実施した。1996年9月に2ndアルバム「PSYENCE」をリリース。同月に千葉・千葉マリンスタジアムで野外イベント「LEMONed presents hide Indian Summer Special」を開催。同時期に2ndソロツアー「hide solo tour 1996 -PSYENCE A GO GO-」で全国13カ所19公演を行った。12月にはマキシシングル「Hi-Ho / GOOD BYE」を発表し、カップリング「Beauty&Stupid TOKYO SKA VERSION」で東京スカパラダイスオーケストラとコラボ。1997年8月に東京・六本木エリアのクラブ5カ所でオールナイトクラブイベント「hide presents MIX LEMONed JELLY」を同時開催し、各地の様子をインターネットで中継した。同年12月の東京・東京ドーム公演をもってX JAPANが解散。1998年1月にhide with Spread Beaverを始動し、シングル「ROCKET DIVE」をリリースした。5月2日に永眠。予定されていたシングル「ピンク スパイダー」「ever free」は予定通り同月にリリースされた。7月にレイ・マグヴェイ(ex. Professionals)、ポール・レイヴン(ex. Killing Joke, ex. Prong)との多国籍バンドZilchのアルバム「3・2・1」を発表。10月にhide with Spread Beaverのツアー「appear!! "1998 TRIBAL Ja,Zoo"」が行われ、ツアーファイナルの翌日11月21日に3rdアルバム「Ja,Zoo」がリリースされた。2000年に地元横須賀にhide MUSEUMがオープンし、2005年の閉館までに43万人を動員。2018年に没後20周年プロジェクト「hide 20th Memorial Project」が発足し、映画「HURRY GO ROUND」が公開されたほか、東京・お台場ではメモリアルライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE『SPIRITS』」が行われた。現在でも誕生日、命日に例年イベントが行われるなど、世代を超えて多くのファンを魅了している。

映画「TELL ME ~hideと見た景色~」ビジュアル (c)2022「TELLME」製作委員会

映画「TELL ME ~hideと見た景色~」ビジュアル (c)2022「TELLME」製作委員会

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映画のタイトルは「TELL ME ~hideと見た景色~」。本作では「兄弟 追憶のhide」をもとに、主人公のヒロシがhideの共同プロデューサー I.N.A.とともにhideが残した音楽を世に送り出すまでの軌跡が描かれる。松本氏はこの発表に際して「実の兄弟でありながら、ビッグアーティストと駆け出しのマネージャーという異質な関係でもありました。近しい人が旅立ってしまった時、また孤独で悩んだ時、そのような思いをした方々へ、少しでもお力になれれば幸いです」とコメントしている。

監督は「ドラゴン桜」、「時効警察」シリーズ、「着信アリ2」などで知られる塚本連平が務める。塚本は映画タイトルについて「『TELL ME』の『僕が僕で在り続けるため』という歌詞が、大切な人を突然失った家族や仲間の気持ちを象徴している様に感じた」と語っている。

hideの誕生日である12月13日に先立ち、hideのイラストを使用した映画のビジュアルが公開された。イラストはアメリカ・ニューヨークと東京を拠点に活動するイラストレーター・目黒ケイが手がけた。YouTubeでは映画のティザー映像も公開されている。

この記事の画像・動画(全2件)

塚本連平監督 コメント

この映画は、大切な人を突然失った家族や仲間が悲しみを乗り越えて行く、希望と絆の物語です。
タイトルをhideさんの名曲「TELL ME」から頂いたのは、
残された人達の「もっと話したい事が、もっと聞きたい事があった」
そんな気持ちを象徴している様に感じたからです。
「僕が僕で在り続けるため」と言う歌詞の意味を噛み締めながら撮影に挑みたいと思います。

松本裕士 コメント

この度は「兄弟」の映画化のお話をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
長い時間がたった今でも、hideが輝き続けているのは、世界を見ても稀な軌跡であり、
それを支えて頂いたファンの皆様、そして関係者の皆様のおかげです。
実の兄弟でありながら、
ビッグアーティストと駆け出しのマネージャーという異質な関係でもありました。
近しい人が旅立ってしまった時、また孤独で悩んだ時、
そのような思いをした方々へ、少しでもお力になれれば幸いです。
hideは伝説のアーティストではありますが、
やはり私にとっては、かけがえのないお兄ちゃんなのです。

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