ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコ、最期の2年描く「残響のメロディ」公開

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アメリカのロックバンド、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの参加などで知られるドイツ人歌手ニコの晩年を描いた映画「Nico, 1988」が「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」の邦題で、7月17日より東京・kino cinéma新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。

映画「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」ポスタービジュアル。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの参加などで知られる歌手・ニコの晩年が描かれる

映画「残響のメロディ 魂の放浪者ニコ、最後の旅路」ポスタービジュアル。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの参加などで知られる歌手・ニコの晩年が描かれる [高画質で見る]

アンディ・ウォーホルのミューズでもあり、1960年代の音楽・アートシーンを象徴するアーティスト・ニコ。本作は彼女の華やかな栄光の時代ではなく、1988年7月18日に49歳で亡くなる直前の約2年間に焦点を当てた音楽伝記ドラマだ。

物語は1986年、イギリス・マンチェスターで孤独に暮らすニコが、新たなマネージャーとバンドとともにヨーロッパツアーへと出るところから始まる。過去の名声と距離を置きながらも、薬物依存や不安定な精神状態、周囲との軋轢と向き合う過酷な旅の中で、彼女は“ニコ”という偶像から脱却し1人の女性=クリスタ・ペーフゲン(本名)として生き直そうとする。またアラン・ドロンとの間に生まれた息子アリとの関係や、東欧でのアンダーグラウンド公演などを通じて、ニコの音楽と人生が再び動き出していく様子も描かれる。

監督・脚本を担当したのは、「ミス・マルクス」などを手がけたイタリアの女性監督スザンナ・ニッキャレッリ。ニコ役を「未来を生きる君たちへ」のトリーヌ・ディルホムが務め、自ら歌唱も担当した。新しいマネージャー・リチャード役で「グレゴリーズ・ガール」のジョン・ゴードン・シンクレア、ヴァイオリニストのシルヴィア役で「4ヶ月、3週と2日」のアナマリア・マリンカが出演し、サンドル・フュンテク、トマス・トラバッキカリーナ・フェルナンデス、カルヴィン・デンバもキャストに名を連ねる。

本作は2017年に発表され、第74回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で最優秀作品賞を受賞。イタリアのダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でも脚本賞、サウンド賞、メイクアップ賞などを受賞した。劇中では1980年代後半の空気感を演出するため、1:1のスクエアフォーマットを採用。ジョナス・メカスに映像素材を借りた、1960年代のニコやウォーホルの過去映像も取り入れている。

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©2017 VIVO FILM / TARANTULA

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