映画3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より。左から前川新吾、ヒロシ、トオル、菊永淳一 ©東映

映画「ビー・バップ・ハイスクール」キャラクター名鑑“忘れじのツッパリ20選”

愛徳の舎弟も他校のライバルも

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映画「ビー・バップ・ハイスクール」が、1作目の劇場公開から40周年を迎えた。「ビーバップ」シリーズといえば清水宏次朗演じるヒロシ、仲村トオル演じるトオルが主人公(5作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」のみヒロシの登場なし)。しかし愛徳の仲間たち、そして他校のライバルも作品を支える大きな魅力であることに異論はないだろう。ここではそんな忘れじのツッパリ20人を紹介する。

なお、以下の本文では①=「ビー・バップ・ハイスクール」、②=「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」、③=「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」、④=「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲」、⑤=「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」、⑥=「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」を指す。

/ 一角二朗

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私立愛徳高等学校 舎弟三人衆

映画1作目「ビー・バップ・ハイスクール」より。左から横浜銀一、兼子信雄、赤城山忠治 ©1985 東映 セントラル・アーツ

映画1作目「ビー・バップ・ハイスクール」より。左から横浜銀一、兼子信雄、赤城山忠治 ©1985 東映 セントラル・アーツ [高画質で見る]

兼子信雄(演:①~⑥古川勉)

人柄で修羅場を駆け抜ける押しかけ舎弟

自らトオルとヒロシに談判し、第一の舎弟となったノブオの魅力は、何とも言えない愛嬌にある。基本的にヘタレだが、「兄貴たちのためならどこまでも」精神にあふれており、①では戸塚水産との決戦でパワーショベルを操り、②では(「狂い咲きサンダーロード」か「マッドマックス」を思わせる)ピッチングマシンのついたカスタムバイクで、③では翔子を救うために自転車で、⑤ではホバークラフトで騒動の渦中に乗り込むなど、奮戦を見せる。また同じく⑤で、トオルの居場所を探る北高の面々にボコボコにされながらも、決して口を割らず「オレ、オシッコもちょっと漏らしちまったけど、根性ねえなりにがんばって」と無理して笑う姿は、トオルのみならず観る者の心を動かす名シーン。シリーズを通して最も成長する、ある意味「第二の主人公」と言える存在かもしれない。

横浜銀一(演:①~⑥八巻保幸)

能書きとリーゼントがポリシー

ピシッと決まったリーゼントがトレードマーク。その頭を教師から注意されても「オレにはそういう規則ってのが疑問だね。生徒の人格をまるっきり無視して、あんたら教師が勝手に押しつけたもんじゃないの?」と突っぱねる。腕っぷしのほどはさほどではないものの、その能書きは一級品。そんな能弁な彼だけに、⑤で、北高との抗争の果てに心が折れ、ひとりトオルのもとから去ろうとする際に「すいません」「勘弁してください」としか言えない姿は、涙を誘うものがある。

赤城山忠治(演:①~⑥小林啓志)

北高軍団に奮闘を見せた元いじめられっ子

大柄で厳つい風体をしているが、実は元いじめられっ子だった忠治。愛徳に転校したときには、和柄のシャツに雪駄という古風な格好で一発かますが、それがあまりに古くさいために高校デビューに失敗。大柄のわりにはケンカも弱いが、⑤では、トオルとともに北高のシンゴを誘拐する作戦を敢行。軽自動車を運転してショッピングモールに突っ込む根性を見せる。

私立愛徳高等学校 下級生

映画6作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」より。後列左から川端純、黒田晋平、前列が大前均太郎 ©東映

映画6作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」より。後列左から川端純、黒田晋平、前列が大前均太郎 ©東映 [高画質で見る]

大前均太郎(演:①鎌田伸一 ②③④⑤上野隆彦 ⑥池野茂治)

ヒロシ&トオルに下剋上を企んだ「キンタロー」

圧倒的な強さで五中をシメてきた均太郎は、愛徳に入ると上級生のヒロシ&トオルに下剋上を試みるが、サッカーの試合でのされて傘下に入る。②では小悪魔軍団のパワフルな女性・マンモスお妙に惚れられたり、③で桜ヶ丘の腹巻にドロップキックで何十メートルも吹き飛ばされる際にはBGMにバレエのワルツ曲「スケートをする人々」がコミカルなアレンジで流れたり、⑤では工藤率いる北高維新軍に肩入れするも「バカとブタは使いようってかあ?」とコケにされたり……と、体型を活かしたいじりをされるのも魅力のキャラ。

黒田晋平(土井新平)(演:①神谷潤 ②岩田富弘 ③~⑥岡田東二)

均太郎一派の「五中の赤い虎」

均太郎をサポートする晋平(①では原作で名前が定まっていなかったため、土井新平と記述されている)。⑤で犬に引かせた車に乗ってトオルのピンチに現れ、北高軍団に「オレたちゃ死ぬ覚悟で生きてっからよお!」とすごむ姿が印象に残るくらいで、「五中の赤い虎」という名乗りのわりには、ケンカでの活躍が少ないのが少々さびしい。

川端純(山守純次)(演:①松田幸児 ②爲田浩 ③④百々英二 ⑤日下登 ⑥的場浩司)

均太郎一派の「五中の黒い狼」

①では山守純次(公開時の原作に苗字が登場していなかったため。「山守」は「仁義なき戦い」からの引用と思われる)が名乗りだった、均太郎一派の「五中の黒い狼」。6作で5人の俳優が演じており、①はすでにドラマ「東中学3年5組」にも出演していた松田幸児、②は現在千葉県佐倉市の市議会議員を務める爲田浩、⑥はいまや誰もが知る的場浩司と、シリーズを通して、バラエティ豊かなキャスティングを楽しめるキャラである。

私立戸塚水産高校

中村龍雄=ヘビ次(演:①小沢仁志)

伝説、1作目のクライマックス

映画1作目「ビー・バップ・ハイスクール」より、トオル(左)と戦うヘビ次(右) ©1985 東映 セントラル・アーツ

映画1作目「ビー・バップ・ハイスクール」より、トオル(左)と戦うヘビ次(右) ©1985 東映 セントラル・アーツ [高画質で見る]

強さは龍、性格はヘビ、たたずまいから顔面まで、全身凶器のヘビ次。ヒロシ&トオルの軽率なケンカから、戸塚水産のメンツを守るために総攻撃を仕掛け、その魔の手は今日子にまでのびる(観覧車の中で今日子の髪──もちろんウィッグだが──を切るシーンでは、小沢仁志の迫力に今日子役の中山美穂が本気で泣き出したという伝説がある)。そして迎えたクライマックス、トオルとの雨中の大決戦はもはや伝説。小沢も仲村トオルも怪我を抱えるなか、撮影が2日間にわたる大激戦の末、バックドロップを喰らって終戦。このバックドロップで小沢が気を失ってしまったほど、壮絶な演技であった。

中村虎雄=ネコ次(演:①木下秀樹)

つけ爪で襲いかかるヘビ次の弟

映画1作目「ビー・バップ・ハイスクール」より、左からヘビ次、今日子(演:中山美穂) 、ネコ次  ©1985 東映 セントラル・アーツ

映画1作目「ビー・バップ・ハイスクール」より、左からヘビ次、今日子(演:中山美穂) 、ネコ次 ©1985 東映 セントラル・アーツ [高画質で見る]

ヘビ次とともに今日子を脅して「なめんなあ! あんただってそのカワイイツラ、つぶされたくねえだろお!」と女性だろうがかまわず顔を張る残忍な中村兄弟の弟。ヘビ次が空手なら、ネコ次は少林寺拳法の使い手。クライマックスでは、素早い動きに加えてつけ爪で襲いかかり、まさに凶暴なネコそのものとなる。

私立立花商業高校

菊永淳一(演:①~④石井博泰 ⑤⑥高橋秀治)

強面だがナイーブな立花の大将「菊リン」

映画2作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」より。左から順子(演:宮崎ますみ)、ヒロシ、菊永淳一、トオル ©︎東映

映画2作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」より。左から順子(演:宮崎ますみ)、ヒロシ、菊永淳一、トオル ©︎東映 [高画質で見る]

立花商業のナンバー1で、常に扇子を持ち、卑怯な手もいとわない策士。色つきのメガネと、チョビヒゲの風貌から本職のヤクザと間違えられるほどの強面ではあるが、その内面はナイーブ。②では、柔道大会ですれ違った順子にひと目ぼれする。思い余って書いた「ホれた」というラブレターをヒロシ&トオルに見られ、ドッキリにかけられてしまう。以降は、「菊リン」「未練番長」と呼ばれ、コミックリリーフ的な存在に。順子に罵倒されると、下を向いて泣き出しそうになるほど純粋な心を持つ菊リン。そんな彼を応援したくなった若者たちも多かった(はず)。

郷ミノル(演:①森一馬 ②梅田浩 ③~⑥土岐光明)

コミカルだけれど男気あふれる愛されキャラ、立花のナンバー2

映画3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より、郷ミノル ©東映

映画3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より、郷ミノル ©東映 [高画質で見る]

①のオープニング、物語の始まりとなるアクションは、ミノルが今日子の弟にソフトクリームをつけられ、因縁をつけたところから始まった。③で腹巻の彼女・裕美をめぐってヒロシ&トオルとケンカをするも、「アタシ、ゴリラだけはいやあああ!」と容赦のない言葉を浴びせられてからは、菊永同様コミカルなキャラとして認知される。だがそれだけではなく、⑤で四面楚歌のトオルたちを助けたがために、少年課の鬼島に検挙されてしまうという男気の強さも、多くの観客に愛された理由だろう。

私立城東工業高校

映画2作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」より。左から山田敏光、藤本輝男 ©東映

映画2作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」より。左から山田敏光、藤本輝男 ©東映 [高画質で見る]

山田敏光(演:②土岐光明)

喧嘩ならシリーズナンバー1? 城東の冷酷番長

少年課の鬼島が「お前ら(ヒロシ&トオル)とは次元が違うんじゃ、次元が」と注意するほどの実力を持つ、城東の番長。ナンバー2のテルがトオルからボンタン狩りをしても「中間ひとりやるのに、7人もかかってよお。城東は数で勝負してるって言われるだけじゃねえの?」と諫めるほどの余裕を持ちあわせる。冷静沈着ではあるものの、手下がやられれば圧倒的な暴力で締め上げる。クライマックスで「じゃあ、死ねや!」とヒロシをツルハシで仕留めようとする歪んだ笑顔を見れば、泣く子も号泣すること必至。

藤本輝男(演:②白井光浩)

ボンタン狩りでおなじみ「城東のテル」

「そのツラに穴空けてぇ、二度とでけえ口きけねえようにしてやるかあ、あ~ん?」「な~か~ま~、ええ格好じゃのう」「なあにが狂犬病だぁん? シャバい、シャバい」など、後世に名言の数々を残した城東のテルは、このシリーズの人気を定着させたと言ってもいい名キャラ。父(成田三樹夫!)から「大将にもなれんで」と叱られたことにキレ、敏光のナンバー2から抜け出すべくボンタン狩りを開始する。その魔手はトオルをも飲み込む。クライマックスでの一騎打ちでは、「てめえ殺して、年少行ったる」とトオルの腕にナイフを突き立てるなど、最後まで狂気をたたえたキャラであった。

県立桜ヶ丘高等学校

腹巻鉄也(演:③高瀬将嗣)

エリート校の偏差値番長は、アクション監督!

映画3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より。左から、細田(演:竹越晶)、小野(演:小瀬沢健治)、腹巻鉄也、茶本(演:竹越義明)、太井(演:茂木正行) ©東映

映画3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より。左から、細田(演:竹越晶)、小野(演:小瀬沢健治)、腹巻鉄也、茶本(演:竹越義明)、太井(演:茂木正行) ©東映 [高画質で見る]

偏差値70の桜ヶ丘高校創立以来のワル。ノブオがつけたあだ名は「偏差値番長」(ちなみに、かつては愛徳も進学校だったという設定)。「コラァ、愛徳のボンクラども! シャキシャキ出てこんかい!」と堂に入った檄を飛ばす。それもそのはず、演じているのは本作の技斗=アクション監督を担当し、自身の経験から不良の所作を若者たちに厳しく教え込んだ高瀬将嗣。均太郎に放つドロップキックの美しさや、駅でのガラスのショーケースに突っ込むアクション(本物のガラスだった)、そしてミノルに吹き飛ばされてドラム缶タワーに突っ込むワイヤーアクション(その後身体だけ小さくなるという演出の際にはコミカルな演技も!)など、見事な体技を披露した。なお、撮影前に急きょ腹巻役を演じることになった当の本人は、「30になっての不良役は恥ずかしかった」と語っている。

県立北高等学校

前川新吾(演:①瀬山修 ③~⑥小沢仁志)

最強のスケコマシ……だが、やるときゃやる北高の番長「シンゴ」

5作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」より。左からトオル、前川新吾 ©東映

5作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」より。左からトオル、前川新吾 ©東映 [高画質で見る]

中学時代からヒロシ&トオルの親友。③で自分の彼女を寝取られたことでシンゴに因縁をつける城東の1年坊に対し、ヒロシ&トオルが「一種の天災」「雨に降られた程度の日常的なこと」と憐れむほどのスケコマシ。前川に女性を恵んでもらうため、ヒロシ&トオル、そして菊永とともに「ザ・コーマンズ」を結成するほどの仲である。一方、その腕っ節の強さで北高をしめているが、⑤では、2年生の工藤が下剋上を狙って結成した「北高維新軍」の策略により、愛徳と全面戦争を迎えてしまい、「お前だけには負けらんねえんだよ!」と、トオルと一騎打ちになる。

工藤(演:⑤⑥殺陣剛太)

シンゴからの世代交代を求める北高維新軍

新日本プロレスで長州力が旧体制に反旗を翻したように、⑤でシンゴ体制を覆して下剋上を起こし、他校も含めて一大勢力を作ろうとした北高維新軍の中心人物。ケンカも強いが、頭も切れ、シンゴの側近・矢内に「あんたが大将になれば、シンゴくんはただの兵隊じゃない」とささやくなど、策謀をめぐらす狡猾さと残虐さをあわせ持つが、最後にはトオルとシンゴに格の違いを見せつけられる。⑥ではコミカルな演技も見せる。

5作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」より。左から渡辺、工藤、サダ(演:関根慎一)、カク(演:篠原壮明)、イサム(演:松井哲也) ©東映

5作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭」より。左から渡辺、工藤、サダ(演:関根慎一)、カク(演:篠原壮明)、イサム(演:松井哲也) ©東映 [高画質で見る]

渡辺(演:⑤⑥朝日丸犬千代)

感電で果てる北高維新軍の参謀役

通称「ナベ」。工藤の参謀とも言うべき立場で下剋上を成し遂げようとするが、西(※後述)に「ザコ」扱いされる小物(激昂して頭突きを放つが、隣にいた柴田[※後述]に当たり差し歯を折る)。クライマックスではトオルにネオン看板へ貼り付けにされ、感電して失神するという、らしい最期を遂げる(死んではいないが)。

私立極東高等学校

丸野政次(演:⑥我王銀次)

「俺には本当は10万の手下がいるんだぞ~!」のフカシ野郎

6作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」より。左から丸野政次、ヒロシ ©東映

6作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇」より。左から丸野政次、ヒロシ ©東映 [高画質で見る]

⑥で愛徳にやって来た転校生。堂々たる体躯に迫力の顔で「狼のマル」と名乗り、ヒロシ&トオルも一目を置く……かのように思われたが、実は狼は狼でも「狼少年」。同じ五中出身の均太郎から単なるフカシ野郎とバラされ、1日も持たずに極東高校へ転校する。安藤・東山などの武闘派を引き連れ、ヒロシ&トオルに復讐を誓うが、返り討ちにあい、「隠してたけどなあ、俺には本当は10万の手下がいるんだぞ~!」と雄叫びをあげる。シリーズ中、ひときわコメディ色の強い⑥を盛り上げた我王銀次の演技は、見事のひとことだ。

停学・退学組

須賀良治(演:③長谷川悟)

不意打ち速攻お手の物の「極悪」野郎

3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より。前列がリョウこと須賀良治。後列は左から巻田(演:峰松毅)、大平(演:山田義治) ©東映

3作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲」より。前列がリョウこと須賀良治。後列は左から巻田(演:峰松毅)、大平(演:山田義治) ©東映 [高画質で見る]

③の後半パートで登場する、巻田・中島など無期停学となったメンバーのリーダー格。通称・リョウ。街で見かけたコーマンズの面々を倒す方策も、「不意打ち速攻に決まってんだろ」と、菊永・シンゴを卑怯な手で倒していく。さらにノブオ、しまいには中学生の翔子をもボコるその態度は、本人が「ワルじゃねえよ。オレは極悪だよ」と言うとおりである。

柴田(演:④~⑥小椋正)

不意打ちをくらったトオルを助け、敵から味方へ

パンチ、キック、投げに長け、オールラウンドな強さを持つ柴田は、城東退学組。④で女子大生・まゆみといい感じになったヒロシにからんだことをきっかけに、ヒロシ&トオルに前歯を2本折られ、間抜けな顔になる。その後、交通事故に遭ったヒロシを誘拐するが、馬に乗ったトオルに追い回され、ブレーンバスターで仕留められる。⑤では北高維新軍に対して「こいつ(トオル)はなあ、てめえらみてえなザコがやる相手じゃねえんだ」と啖呵を切り、西とともに劣勢のトオルたちの助っ人となる。しかし、維新軍による色仕掛けにはまって怪我を負うハメに。④でも翔子に消火器を噴射されるなど、どうも女性には弱いようである。

4作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲」より。左から西、柴田 ©東映

4作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲」より。左から西、柴田 ©東映 [高画質で見る]

西(演:④~⑥永田博康)

「よう飛んだのう。おめえはカエルかあ~?」

赤毛リーゼントで、普段はバーテンダーをしている。端正な顔の痩身だが、トオルがバーにやって来た際には包丁を手にして戦うなど、柴田よりも短気で狂暴。④のクライマックスでも、ゴルフクラブ片手にギプス姿のヒロシを追い回す。「よう飛んだのう。おめえはカエルかあ~?」「おいおい、キバりすぎてクソ漏らすなよ」といった関西風のアオリも特徴的。

PrimeVideoチャンネル「東映オンデマンド」にて「ビー・バップ・ハイスクール」全6作品配信中

料金:月額税込499円 ※初回14日間無料
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