川村元気・樋口真嗣らがホラー映画「WEAPONS」鑑賞、ファイナル予告も解禁

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ホラー映画「WEAPONS/ウェポンズ」のファイナル予告がYouTubeで公開。あわせて、ひと足早く本作を鑑賞した著名人からコメントが到着した。

映画「WEAPONS/ウェポンズ」ポスタービジュアル

映画「WEAPONS/ウェポンズ」ポスタービジュアル [拡大]

「WEAPONS/ウェポンズ」は、ある学校の教室の17名の子供たちが、深夜2時17分に消息を絶ったことから始まる物語。疑いをかけられた担任教師ジャスティンは集団失踪事件の真相に迫ろうとするが、この日を境に不可解な事件が多発し、町全体が狂い出していく。ファイナル予告には、ジャスティンが息子を探すアーチャーと口論を繰り広げるさまを収録。やがて遠くから手を広げた男が現れ、ジャスティンに襲いかかるシーンが映し出された。

2026年から日本での洋画配給事業を東宝東和に引き継ぐワーナー・ブラザース映画が国内配給する最後の洋画として封切られる本作。映画「8番出口」の監督・川村元気は「完璧にデザインされた『藪の中』に、とてつもなく恐ろしいものを見た」、映画「シン・ゴジラ」の監督・樋口真嗣は「コワイの苦手だけどクライマックスに押し寄せる圧倒的満足感、これぞワーナーブラザース映画! これでワーナーの日本配給が終わりなんて寂しいよ今までありがとうワーナーブラザース!」とつづっている。そのほかのコメントは以下の通りだ。

ザック・クレッガーの監督作「WEAPONS/ウェポンズ」は11月28日に全国で公開。ジョシュ・ブローリンジュリア・ガーナー、オールデン・エアエンライク、オースティン・エイブラムス、ケイリー・クリストファー、ベネディクト・ウォン、エイミー・マディガンが出演した。上映劇場の一覧は以下の通り。

映画「WEAPONS/ウェポンズ」ファイナル予告

※「WEAPONS/ウェポンズ」はR18+指定作品

大森時生(テレビ東京 プロデューサー)コメント

「WEAPONS/ウェポンズ」は喪失をめぐる物語だ。いなくなった17人の子どもをめぐって、世界が少しずつ(しかし確実)歪んでいく。彼らの不在は静かに感染し、残された者たちの心を蝕んで怖い。と思ってたら、気づいたら今年一番笑っていました。怖かったり、面白かったり忙しかった。感情が乱高下だ。これぞ映画。

川村元気(映画「8番出口」監督)コメント

完璧にデザインされた「藪の中」に、とてつもなく恐ろしいものを見た。

佐藤直子(脚本家・ゲームデザイナー・バミューダ3主宰)コメント

17人の少年少女集団失踪事件から始まるこの物語は、置き去りにされた側の視点で真相に迫っていく群像劇ミステリーであり、純然たる“ホラー”である。ザック・クレッガー監督ならではのトリッキーな構成と疾走感は更なる進化を遂げ、終盤の“あの場面”は鮮烈なイメージとして脳に焼き付く、もはや“魔力”そのものだ。
群像劇ホラーゲーム「SIREN」シリーズ、「1999展 ―存在しないあの日の記憶―」を楽しんでくれた同士たちにこそ、この刺激的で恐怖に満ちた謎に挑んで欲しい。

背筋(作家「近畿地方のある場所について」「口に関するアンケート」)コメント

都市伝説めいた不可解な事件は、追えば追うほどに不穏さを纏う。
積み重なる「なぜ」の先に待っていたのは、驚きと新鮮な恐怖でした。
スタイリッシュながらどこかノスタルジーを感じる暗黒寓話。最高です。

樋口真嗣(映画監督「シン・ゴジラ」)コメント

スティーブン・キング的なジュブナイルホラーのように見せかけてアメリカ近代文学的な多元焦点の反復で現代の病理を重層的に描きつつ、愕然とするような結末に向けて観客を混乱と困惑で翻弄させながらも全ての因果が魔法のように結実していくのはまこと今日的な寓話であり、コワイの苦手だけどクライマックスに押し寄せる圧倒的満足感、これぞワーナーブラザース映画! これでワーナーの日本配給が終わりなんて寂しいよ今までありがとうワーナーブラザース!

伊藤さとり(映画評論家・映画パーソナリティ)コメント

この面白さ、沼ってしまう。
まるでベストセラー推理小説を読んでいるような物語の運び方。
好奇心を刺激する展開の連打。
出来れば誰かと観に行くことがオススメ。
何故なら間違いなく語り合いたくなるから

ISO(ライター)コメント

「バーバリアン」で我々を魅了したザック・クレッガーの複層的な語り口が更なる高みへと到達した狂騒の“羅生門”ホラー!異なる視点がパズルのピースとなり、不可解な児童集団失踪事件の空白が埋められていく。緻密で野心的、それでいてジャンル映画に求める刺激と遊び心をも併せ持つ見事な脚本。スリリングな謎解きを推進力に加速し続け、終盤で爆発するテンションはひたすら愉快でただただ笑うしかなかった。今年最も純粋に“面白さ”を追い求めた作品ではなかろうか。

宇野維正(映画ジャーナリスト)コメント

「一体この物語はどこへ向かっていくのか?」
作品を観ている最中、日常生活のすべてを忘れて、心の底から不安な気持ちにさせられた。
ホラー、スリラー、サスペンス、呼び方はいろいろあるが、映画の根源的な魅力と魔力が凝縮した2025年屈指の一作。
この傑作を映画館で観ることができて本当に良かった。

齊藤進之介(映画感想TikTokクリエイター)コメント

はっきり言います。ベストofベネディクト・ウォン賞は「ウェポンズ」です。僕が思う傑作ホラー映画に必要な要素は、最高に怖い子供と最高に面白い演出。つまりこの映画は傑作。観終わったあと必ずあの走り方をしたくなる。まっすぐ走って家に帰ろう!

SYO(物書き)コメント

容赦なく怖いのに、高揚感が凄まじい。エッジが効きつつもエンタメ性が抜群。
こんな経験と感情を与えてくれるホラー映画が、過去に何作品あっただろうか?
失踪事件の謎を群像劇スタイルで追う秀逸な筋運び、アイコニックな人物造形、
ジャンプカットが上手すぎる神編集、静と動の鮮やかな転換...全てが完璧以上。
こんなにも面白い作品に出合ってしまうと、全速力で薦めたい衝動に抗えない。
ネタバレを踏む前に、一刻も早く映画館へと走ってほしい。ぜひあのポーズで。

杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)コメント

「エクソシスト」「シャイニング」「死霊館」「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」「マリグナント 凶暴な悪夢」「ファイナル・デッドブラッド」「罪人たち」・・ホラー映画の名作をいっぱい届けてくれたワーナーさんのまさに最終“兵器”!凝った構成のミステリーで18禁も納得のクライマックス、題名の意味がわかった時の衝撃。この怖さ、もう笑うしかない。劇場公開されたらあのポーズでまた映画館にかけつけたい。

森直人(映画評論家)コメント

この完成度の高さはなんだ!
ジョージ・ハリスンの「ビウェア・オブ・ダークネス」が流れる序盤から選曲の見事さにびびり、語りの巧緻さ、恐怖と笑いのバランスも抜群。影響元をみんなで考察するのも楽しそう。ザック・クレッガー監督は、ホラー映画がなによりも論理的な作品設計が必要なジャンルであることを改めて教えてくれる。お勧め!

よしひろまさみち(映画ライター)コメント

ハンギングロックかハーメルンか、と思いきや、フェイクドキュメンタリー系ホラーと呪術系を煮詰めた群像ホラー。羅生門形式で主人公が入れ替わりますが、推しの主役はマーカス。とにかく全員が狂気の祝祭で最高。

「WEAPONS/ウェポンズ」上映劇場一覧(2025年11月28日時点)

  • 北海道 札幌シネマフロンティア
  • 宮城県 MOVIX仙台
  • 埼玉県 MOVIXさいたま、シネマサンシャイン三郷
  • 千葉県 MOVIX柏の葉、T・ジョイ蘇我
  • 東京都 新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン 池袋、TOHOシネマズ 錦糸町、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、MOVIX昭島、立川シネマシティ
  • 神奈川県 横浜ブルク13、ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい、チネチッタ
  • 静岡県 MOVIX清水
  • 愛知県 ミッドランドスクエア シネマ、MOVIX三好、ユナイテッド・シネマ豊橋18
  • 京都県 MOVIX京都
  • 大阪府 大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、MOVIX八尾
  • 兵庫県 シネ・リーブル神戸
  • 広島県 広島バルト11
  • 福岡県 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ユナイテッド・シネマなかま16、ユナイテッド・シネマ トリアス久山
  • 熊本県 熊本ピカデリー
  • 沖縄県 ミハマ7プレックス

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tAk @mifu75

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