監督は黒澤明を敬愛、ダリオ・アルジェントらの影響も 「ブラックフォン 2」制作陣が力説
2025年11月23日 12:00
2 映画ナタリー編集部
イーサン・ホークが連続殺人鬼を演じたサイコスリラー映画「ブラックフォン 2」の特別映像が、YouTubeで公開された。
11月21日より全国で上映中の本作は、「M3GAN/ミーガン」「ハッピー・デス・デイ」などで知られるブラムハウス製作のサイコスリラー映画「ブラック・フォン」の続編。前作では、殺人鬼グラバーに監禁された少年フィニーが断線した黒電話から聞こえる“死者からのメッセージ”をもとに脱出を図る姿、そして予知夢を頼りに兄を捜索する妹グウェンとの絆が描かれた。続編ではトラウマに苦しむフィニーと意志の強い少女に成長したグウェンが、グラバーと自分たちの家族を結び付けるおぞましい真実に直面する。前作に引き続きグラバーをホークが演じ、フィニー役を「ヒックとドラゴン」のメイソン・テムズ、グウェン役をマデリーン・マックグロウがそれぞれ続投した。
特別映像では、監督のスコット・デリクソンら制作陣が続編に込めたこだわりを語る。冒頭ではデリクソンが「自身初の続編映画だ。もともと続編は考えていなかった」と述べ、続編を作る原動力になった“悪夢のような設定”に言及。脚本を手がけたC・ロバート・カーギルは「地獄は“火焔の海”と思うだろ? だが『ブラックフォン 2』では“氷結の湖”だ」と本作のイメージを表現し、製作のジェイソン・ブラムは「真に優れたホラー映画はただ驚かせるのでなく、なぜ『恐れる』のか? その理由を描く」と強調する。
またデリクソンは「黒澤明を敬愛する」と明かしつつ、「だが、ダリオ・アルジェントやマリオ・バーヴァもだ」とホラー作家たちからの影響も公言。カーギルは「『エルム街の悪夢3 惨劇の館』のような映画だ。『13日の金曜日』『肉欲のオーディション/切り裂かれたヒロインたち』『スクリーム』『シャイニング』。映画全体にその影響が点在する。熱狂的なホラーファンはきっと気に入る」と随所にオマージュがあることを明かした。
このたび制作陣からのコメントも到着。過去のホラー映画に影響を受けたデリクソンだが、「僕はほかの作品を真似するより、自分の中にある独自の要素を掘り下げたいタイプ。1980年代初期の当時ティーンとして感じていた“大きな思い”も込めた」と自身のパーソナルな記憶も本作を作るうえで重要になったという。ブラムは「神話を拡張しながらも、前作の生々しい恐怖を保っている。恐怖、感情、キャラクター、それらがリアリティを持ってバランスを保っている。それこそが“優れたホラー”の条件だ」と称賛を寄せた。
原作はスティーヴン・キングを父親に持つジョー・ヒルによる小説「黒電話」。同作を脚色したカーギルはキングからの影響に触れ、「スコットも僕もずっとキング作品に強く影響を受けてきたし、それは1作目にも生きている。そしてジョー・ヒルもまた、父キングから大きな影響を受けた作家だ。今作では、グウェンが自分の能力を受け入れ、成長しようとする一方で、フィニーはそれを拒もうとする。その対比はまさに初期のキング作品──特に『炎の少女チャーリー』に通じる」と語っている。
※「ブラックフォン 2」はR15+指定作品
映画「ブラックフォン 2」特別映像(恐怖の哲学)
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tAk @mifu75
監督は黒澤明を敬愛、ダリオ・アルジェントらの影響も 「ブラックフォン 2」制作陣が力説(予告編あり / コメントあり) https://t.co/IEQkQ3c9eK